日本の内視鏡検査（大腸カメラ）は高いのか？アメリカの内視鏡検査の費用と比較

こんにちは、東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック・院長の末廣です。

以前、内視鏡検査の費用について説明しました。今回は、日本とアメリカにおける内視鏡検査費用の違いについて解説します。当院には、海外在住の方が一時帰国の際に内視鏡検査（胃カメラ・大腸カメラ）を受けに来られるケースが増えています。背景には、安心感に加え、日本での検査費用が比較的安く、かつ高品質な医療が受けられる点があると考えられます。

日本での内視鏡検査費用

日本における内視鏡検査（保険診療）の費用は、検査内容や処置の有無により異なります。おおよその目安としては、以下の通りです。

• 胃カメラ：20,000円〜40,000円程度
• 大腸カメラ：30,000円〜50,000円程度

日本の健康保険に加入している方は、これらの費用のうち1割〜3割が自己負担となります。一方、海外在住などで保険未加入の方は、自費での検査（消化管ドック）となります。

当クリニックの消化管ドック料金

これらの料金は、全国的に見ても標準的な金額です。

アメリカでの内視鏡検査費用

アメリカでは医療費が医療機関や加入保険によって大きく異なります。日本のように統一された料金体系はなく、平均費用でも高額です。

これらの費用には、診察料・麻酔・下剤・病理検査などが含まれているとされています。たとえ一番安価なケースでも、日本のポリープ切除費用より高額です。

まとめ：費用面から見た日本での検査のメリット

アメリカでの内視鏡検査は、日本の数倍の費用がかかる場合もあります。日本での検査は、費用面だけでなく、精度や安全性の面でも信頼されており、帰国時に検査を受ける方が増えている背景にも納得できます。

当院では、保険診療だけでなく、自費による消化管ドックもご提供しています。帰国中に安心・高品質な検査をご希望の方は、ぜひ当クリニックをご利用ください。

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※この記事は2021年10月10日に公開された内容を、2025年4月8日に最新の情報に基づき加筆・修正しました。