大腸がんの初期症状にはどんなものがある? 人間ドックで早期発見

大腸がんの初期症状にはどのようなものがあるのかご存じですか?

下血のようにわかりやすいものもあれば、腹痛や便秘など、一見さほど重篤とは感じられない一般的な症状もあります。

これらの症状を見逃さないためにも、定期的な人間ドックの受診が重要です。人間ドックでは、大腸がんの早期発見に効果的な検査を受けることができます。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは北千住駅から徒歩2分とアクセス良好です。当院では土日の検査も実施しているため、平日は仕事でなかなか時間が取れない方でも受診しやすくなっております。WEBでは24時間予約を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

大腸がんとは?

大腸がんは、日本国内において男女ともの罹患率・死亡率の両方が1位である疾患です。50代を超えると患者数が増加します。大腸がんの主な原因にこれという明確なものはありませんが、食生活、飲酒・喫煙、加齢が影響すると考えられています。大腸がんは初期症状が目立たず自分では気が付きにくい疾患です。定期的な検診を受けるなど、自分の体の状態を把握しておくことが重要とされる病気の一つです。

 

大腸がんの初期症状

初期の大腸がんは、症状が現れにくく、無症状のまま進行する例が多く見られます。また、仮に症状が現れても、それが大腸がんかどうかを自分で判別することは難しいとされています。ここからは初期症状でみられる症状を紹介します。気になる症状がある場合や急に症状が出てきた場合には、早めに医師へ相談し、大腸カメラなどの検査を受けるようにしましょう。当院では消化管ドックでの経験豊富な内視鏡専門医が検査を実施しています。不安なことがあれば、どんなことでもお尋ねください。

血便

大腸がんの初期症状で最も多くみられるのが血便です。大腸がんは、がん自体を成長させるために、血管(新生血管)を作り始めます。この新生血管は非常に脆弱で、便と擦れるだけで簡単に出血します。そのため、大腸がんに罹った多くの人に血便がみられるのです。血便は自分自身で気がつくこともあれば、便潜血検査で発覚することもあります。痔など他の疾患で血便が見られる場合もありますが、特にそれらしい痛みのない血便が出る場合には注意が必要です。安易に自己判断せずに、早めに医療機関で内視鏡検査を受けるようにしましょう。

便秘

がんが大きくなると、腸内はがん細胞で圧迫され、狭くなります。その結果、便秘が引き起こされる場合があります。腸が狭くなり、完全に塞がれてしまうと、腸閉塞になってしまう可能性もあります。腸閉塞になってしまった場合には、激しい腹痛や嘔吐といった症状が出現します。便秘は、お腹の痛みなどにより食事が摂れず、便を作るのに必要な栄養素が足りない時などでも起こります。また、がんによって腸が狭くなると、便が細くなるという症状が出てくることもあります。

下痢

便秘とは真逆の症状に思える下痢も、大腸がんの初期症状の一つです。大腸には本来水分を吸収する役割があります。がんによって腸が侵され水分を吸収できる場所が少なくなると、吸収しきれなかった水分が下痢として体の外に出されるのです。急に始まった下痢が続くなど、心配な症状があれば、医師に見てもらうのがおすすめです。

体重減少

がんが体内に発生すると、がんが成長するために栄養が取られてしまいます。がん細胞によって体の中のタンパク質や脂肪が分解されるため、大腸がんの初期症状の一つとして、体重減少が見られる場合があります。食事量を減らしたり、運動を急に始めたりといったダイエットをしていないにもかかわらず、1ヶ月で3キロ以上の体重減少があった場合には、がんに罹っているおそれがあります。早めに受診をするようにしてください。

貧血

大腸がんの初期症状には貧血もあります。新生血管からの出血により、貧血症状である吐き気やふらつき、動機、めまいなどが引き起こされるのです。これまで貧血になったことがない方は、これらの症状で受診した結果がんだと判明するケースが多いです。しかし、女性の場合は、元々貧血体質だからと自己判断してしまい、受診が遅れるケースもあります。貧血症状が元々あった場合でも、40歳を超えたり、他の初期症状にあてはまる症状が同時に見られたりした場合は、医療機関に相談するようにしましょう。

腹痛

大腸がんによって腸の中の通りが悪くなり、便やガスが溜まった結果、お腹の痛みとして症状が出ることがあります。また、大腸がんによって炎症が引き起こされ、それが原因で腹痛が出現する場合もあるようです。腹痛はストレスなどでも起こるため、様子を見られやすい症状の一つですが、あまりにも長く続く場合は、我慢せず医療機関を受診しましょう。

腹部の張り

腹痛と同様に、腸やガスが詰まった際に、腹部の張りとして症状が出ることがあります。腹部の張りは痛みよりも軽く考えられがちですが、大腸がんの可能性がある症状の一つです。おならが出にくい、便秘や下痢をしやすくなったなどの症状がないかも合わせて確認しておくようにしましょう。

 

大腸がんの原因

大腸がんの原因にはさまざまなものがあります。加齢や遺伝性の要因もあれば、生活習慣の改善によって予防できるものもあります。また、医療機関の適切な利用によってがんを防げる場合もあるでしょう。自分自身で予防できると言われても、何から行動したら良いのかはわかりませんよね。そのため、気になった場合は、予防方法の相談に健診を利用するのもおすすめです。ここから紹介する要素に当てはまると感じた方は、お気軽に当院にご相談ください。

40代以上からが多く見られる

大腸がんの患者さんは、40代以上になると急に増加します。そのため40代以上の男女には大腸がん検診が勧められています。40代以上の方は仕事などで忙しく、腹痛があってもよくある症状として見落とされがちです。もちろん仕事も大事ですが、体も資本です。小さな症状でも軽く見ずに相談をしたり、毎年健診を受けるようにしましょう。

遺伝性的な要因

発生する大腸がんのうち5%は遺伝性の大腸がんと言われています。 親や兄弟、叔父や叔母といった血縁者に大腸がんの方がいる場合は、定期的な検診を受けるようにしましょう。

喫煙

タバコは大腸がんに限らず、他のがんに罹患するリスクも高めます。喫煙と言えば肺がんを連想する方が多いかもしれませんが、実は胃がんや食道がんなど消化器のがんの発生率も高めることが分かっているのです。タバコには5000種類以上もの化学物質が含まれ、その中には発がん性物質も含まれています。さまざまながんを予防するためにも禁煙をおすすめします。

飲酒

アルコールの過剰摂取も、大腸がんを初めとした他のがんの発症リスクを高める原因となります。お酒を飲む際に、塩辛いものや脂肪分の多いものを食べすぎてしまうことも、大腸がんを発生させるリスクだと考えられます。飲み過ぎに注意し、お酒を飲む頻度や一緒に食べるものの組み合わせを考え、適度に楽しむようにしましょう。

赤身肉・加工肉

ハムやソーセージ、ベーコンといった加工肉を取りすぎることも大腸がんの原因になります。これらの加工品には、商品の安全性確保のために、食品添加物が多く含まれているからです。たとえば、亜硝酸ナトリウムはウインナーの色をつけるために使われていますが、これはがんの発生リスクを高めると言われています。また、赤身肉にはヘム鉄が多く含まれています。ヘム鉄自体は貧血予防には欠かせない成分ですが、摂取しすぎると体の中のバランスが崩れ、大腸がんのリスクを高めることに繋がります。

運動不足

運動不足も、大腸がんの原因の一つです。運動不足はがんだけでなく、他の生活習慣病の原因にもなります。少しずつ運動する機会を増やすことが、様々な病気の予防につながるでしょう。普段なかなか運動できていない方は、 少しずつ生活に運動を取り入れてみてください。1日1回だけ階段を使う、歯磨きの時に浅いスクワットをしてみるなど、何かのついでに行えるような運動がおすすめです。

大腸ポリープ

大腸ポリープは放置していると、大腸がんになると言われています。大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合は、 切除されるのが一般的です。しかし、ポリープが小さい場合には医師の判断により経過観察となる場合もあります。ポリープの切除を行わなかった場合には、その後の様子をしっかり観察するために、定期的に医師の診察や検査を受けるようにしましょう。

 

大腸がんの検査・診断方法

大腸がんの検査には大腸カメラ(大腸内視鏡検査)や便潜血検査が行われます。

大腸カメラでは、カメラのついた管をお尻から入れて大腸の中を確認してます。これは出血部位や、大腸がんの様子を医師の目で直接確認できる検査です。大腸カメラを行っている際にがんと思われる場所が見つかれば、その部分を採取し、がん細胞かどうかを調べます。

便潜血検査は、便に血液が混ざってないかを確認します。この検査によって、下血ほどの出血が見られない少量の出血でも確認することができます。

他にも 腹部CTやMRI検査を用いて、大腸がんが他の場所に転移をしていないかを調べたり、腹部超音波検査でがんの進行度や、転移の有無を調べたりします。

人間ドックでは、これらの検査のうち、特に便潜血検査が一般的に行われています。人間ドックで便潜血検査の陽性反応が出た場合や、他の症状が見られる場合は、さらに詳しい検査として大腸内視鏡検査が推奨されます。当院の人間ドックでは、オプションで大腸内視鏡検査も選択可能です。

 

大腸がんが疑われる場合は当院へ

大腸がんの初期症状には、血便や腹痛、便秘や下痢、体重減少、貧血などがあることを紹介してきました。初期症状には、すぐに異変に気付ける重篤な症状だけでなく、うっかり見過ごしてしまうような軽微な症状も多いのが特徴です。よくあることだからと放置してしまうのではなく、体からのSOSかもしれないと考え、早めに専門家へ相談するようにしましょう。

大腸がんの初期症状を見逃さないためには、定期的な人間ドックの受診が重要です。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックないし東京千住・尚視会健診プラザでは、充実した人間ドックプログラムを提供しており、大腸がんの早期発見に効果的な検査も含まれています。当院の人間ドックでは、大腸内視鏡カメラの経験が豊富な内視鏡の専門医が検査を実施しております。

何か一つでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。院内では、完全個室の前処置室を完備し、プライバシーにも配慮しております。検査の際には鎮痛剤を使用し、不安や痛みを最小限にして受けていただけるよう努めています。まずはLINEやお電話、WEBからお気軽にお問い合わせください。

電話でのご予約も9〜17時で承っています。

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東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

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