大腸がんと便秘の意外な関係性について|人間ドックで早期発見を

「便通が悪くなった気がする」

「貧血気味でフラフラする」

大腸がんとは、大腸粘膜にできる悪性腫瘍の総称です。初期段階では症状が出にくく、医療機関で検査を受けて初めて発覚することもあります。

初期に現れる症状は便秘や腹部違和感といった軽いものであるため、張りや軽い腹痛があっても、放置してしまう方も少なくありません。

しかし腹部症状には、実は大きな病気が隠れている可能性があります。異変に気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。

大小関わらず、どのような病気も早期発見が欠かせません。また、がんは治らない病気ではないため、早期からの治療は治療期間の短縮にもつながります。定期的な人間ドックは、大腸がんを含む様々な疾患の早期発見に役立ちます。特に40歳を過ぎたら、人間ドックの一環として大腸がん検診を受けることが重要です。

北千住で大腸がん検診を希望する際には、東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックおよび東京千住・尚視会健診プラザへお越しください。大腸の検査はもちろんのこと、胃や食道といった広い範囲での内視鏡検査にも対応可能です。

また、北千住駅からおおよそ徒歩2分に位置しており、通院しやすい立地も特徴です。

さらに、土日の診療にも対応し、仕事や家事で平日の通院が難しい方も受け入れています。内視鏡検査はデリケートな検査ですが、女性医師が担当している時間帯もあり、安心して検査を受けていただけるでしょう。

大腸がんとは?

大腸がんとは、大腸粘膜から発生する悪性腫瘍の総称を指します。

大腸がんが発生する部位によって、結腸がん(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)と直腸がんに分類されます。なお、大腸がんのおおよそ7割は、肛門付近のS状結腸や直腸に発生するとされています。

大腸粘膜に発生した大腸がんは、症状が進行するにつれて、リンパ節や肝臓、肺といった臓器に転移していきます。

 

大腸がんと便秘に関係性はある?

大腸がんの中でも、腫瘍ができる部位で症状が異なります。

特に便秘が起こりやすくなるのは、左側結腸(下行結腸〜直腸)がんです。便秘と下痢を繰り返す症状が現れ、これまでは毎日お通じがあった方も、便が出にくくなります。

また、大腸がんが腸壁にできてしまうと、スムーズに排出できなくなり、便自体が細くなることもあります。

さらに症状が進行すると、腹痛や血便などの症状も伴います。

 

大腸がんの原因

大腸がんの原因に「これ」という明確なものはありませんが、代表的なものとしては以下のようなものが挙げられます。

40代以上からが多く見られる

大腸がんの罹患率は、男女ともに40代以上で急増します。

そのため、市町村からクーポンが配布されている大腸がん検診の対象も、40歳以上となっています。

遺伝性的な要因

大腸がんのおおよそ70%前後は、加齢や生活習慣などが関係すると言われています。

一方、遺伝子異常によって大腸がんが発生する割合は、5%程度です。また、遺伝子異常との関係は不明ですが、近親者に大腸がん患者が複数いる場合の発症率も20〜30%程度にのぼります。

現在、明らかになっている主な遺伝性大腸がんは下記のとおりです。

  • 家族性大腸ポリポーシス(家族性大腸腺腫症)
  • MUTYH関連ポリポーシス
  • ポイツ・ジェガース症候群
  • 若年性ポリポーシス症候群
  • PTEN過誤腫症候群(カウデン症候群)
  • リンチ症候群

家族性大腸ポリポーシスのように、ポリープが100個以上できるといった特徴を持つものと、リンチ症候群のように、遺伝子検査をしないと確定診断を行えない疾患があります。

喫煙

喫煙による大腸がんのリスクは、吸わない人と比較してに比べて男女ともに1.4倍程度です。そして、禁煙を開始しても、大腸がんの発症率は1.3倍という結果が出ています。

飲酒

男性が1日平均1合日本酒を飲むと、飲酒しない人と比較して、大腸がんの発生率が1.4倍程度に上がります。また、1日平均2合以上飲む人の場合は、おおよそ2.1倍になります。

女性の場合も大量飲酒を続けていると、大腸がんのリスクが高まります。

赤身肉・加工肉

毎日の食事も、大腸がんの原因になることがあります。

牛や豚、羊といった赤身肉や加工肉は、大腸がんのリスクを上げることがわかっています。反対に、大腸がんのリスクを低下させる食品は、食物繊維を多く含む野菜や果物です。大腸がん予防に、野菜を多く取り入れた献立を考えましょう。

運動不足

運動不足は、肥満の原因になります。

肥満は大腸がんのリスクとなるため、適度な運動と栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

大腸ポリープ

大腸ポリープの中には、悪性化するものがあります。

大腸がんになる可能性の高いポリープは、大腸腺腫です。大腸腺腫は大腸内視鏡検査で発見でき、見つけ次第切除しておくことで、大腸がんになる確率の軽減につながります。

なお、すべての大腸腺腫が悪性化するわけではないため、切除のタイミングは医師と相談するといいでしょう。

 

大腸がんの初期症状

大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんど現れないのが特徴です。

しかし、大腸がんが進行するにつれて、多くの腹部症状を引き起こすことがあります。ここからは大腸がんの初期症状のおそれがある症状をご紹介します。

血便

便の中に血液が混じる状態を血便と呼びます。

大腸がんは、増殖する際に新生血管を作り出し、体内の栄養をがん細胞に送り込みます。新生血管には破れやすいという特徴があるため、排泄する際に出血を繰り返します。

なお、血便は、ほかの消化器系疾患の症状としても現れるため、放置せずに医療機関を受診しましょう。

貧血

大腸からの出血が長引くと、貧血を引き起こします。そのため立ちくらみや動悸、息切れなどの症状で医療機関を受診した際に、大腸がんが見つかるケースもあります。

腹部症状

大腸がんが進行すると、腫瘍が大きくなり排泄が難しくなります。

腹部膨満感の症状を感じるころには、腫瘍が腸を塞いで、腸閉塞を併発することも避けられない状況になります。

 

大腸がんになりやすい人の特徴

大腸がんになりやすい人の特徴として、動物性タンパク質や脂肪分の摂りすぎが挙げられます。

また、運動不足や肥満も大腸がんの原因です。大腸がんの予防には、喫煙や飲酒も控えながら、健康的な生活を意識するといいでしょう。

 

大腸がんの検査・診断方法

大腸がんは出血を伴うため、まず最初に便潜血検査を行います。

便潜血検査とは、便に血が混じっているかを調べる検査です。自覚症状がなく進行する大腸がんの、微量な出血を見つけることに役立ちます。

人間ドックでは、通常、便潜血検査が大腸がんのスクリーニング検査として含まれています。便潜血検査で陽性反応が出た場合や、他の症状がある場合は、さらに詳しい検査として大腸内視鏡検査が推奨されます。

大腸内視鏡検査は内視鏡を肛門から挿入する検査で、盲腸から直腸までをより詳しく観察できる点がメリットです。

また、検査時に病変組織の採取も可能なため、大腸がんだけではない消化器官疾患の確定診断が可能です。

CT検査や超音波検査は、がんの位置や大きさ、転移を調べられます。

超音波検査は、腹部に器具を当てるだけのため、痛みがありません。CT検査も同様に、内視鏡検査の結果と照らし合わせながら、総合的な診断を行えます。

腫瘍マーカー検査は、診断後の経過や手術後の再発チェックに用いられることの多い検査です。がんが存在すると、血液中の腫瘍マーカーが高値を指します。大腸がんでは、CEAとCA19-9の数値に着目します。

 

大腸がんの治療方法

大腸がんの治療方法は、ステージに応じて決定します。

根絶的な治療方法には、内視鏡治療や手術治療が有効です。がんの周辺組織ごと除去し、体内からがん細胞を摘出します。

さらに、再発予防を目的に、薬物療法や放射線治療も行うケースがあります。大腸がんの進行状況に応じて、薬物療法や放射線治療を優先して行うこともあります。

薬物療法や放射線治療は、吐き気や脱毛といった強い副作用を伴うことがほとんどです。治療方法に不安がある際には、しっかりと医師と相談して、がん治療がストレスの原因にならないようにしましょう。

 

大腸がんが疑われる場合は当院へ

大腸がんは、症状が進行しないと、自覚できないことがほとんどです。そのため、40歳を過ぎたら、定期的に内視鏡検査を受けましょう。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックおよび東京千住・尚視会健診プラザでは、充実した人間ドックプログラムを提供しています。大腸がん検診はもちろん、胃や食道の内視鏡検査など、総合的な健康チェックが可能です。内視鏡専門医が在籍し、静脈麻酔を使用した大腸内視鏡検査を行います。ウトウトとした眠気を感じながら検査を受けられますので、痛みに過敏な方も安心です。

また、女性専用の健診スペースも完備し、女性が安心して検査を受けやすい環境づくりにも取り組んでいます。検査時には、専用のメディカルウェアを着用するため、不必要な露出を抑えられるところもポイントです。

検査および診察の申し込みは、Webやお電話から受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

電話でのご予約も9〜17時で承っています。

施設紹介

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

ホームページ https://www.senju-ge.jp/

電話番号 03-3882-7149

住所 東京都足立区千住3-74 第2白亜ビル1階

診療時間
9:00~12:00
14:00~17:30

※予約検査のみ
※祝日のみ休診

アクセス

JR北千住駅西口より徒歩2分、つくばエクスプレス北千住駅より徒歩2分、東京メトロ日比谷線北千住駅より徒歩2分、東京メトロ千代田線北千住駅より徒歩2分、東武伊勢崎線北千住駅より徒歩3分

施設紹介

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>

ホームページ https://www.akihabara-naishikyo.com/

電話番号 03-5284-8230

住所 東京都千代田区神田佐久間町1-13 チョムチョム秋葉原ビル9階

診療時間
9:00~12:00
14:00~17:30

※予約検査のみ
※祝日のみ休診

アクセス

JR秋葉原駅より徒歩1分、東京メトロ日比谷線秋葉原駅より徒歩1分、つくばエクスプレス秋葉原駅より徒歩1分

施設紹介

医療法人社団 哲仁会 井口病院 >>

ホームページ https://www.inokuchi-hp.or.jp/

電話番号 03-3881-2221

住所 東京都足立区千住2-19

診療時間
08:30-11:30
13:30-17:15※1 ※2

※1 【整形外科】 火曜の受付を17時00分に終了いたします。
※2【全体】 水曜のみ、混雑緩和のため、受付を13時00分より開始いたします。

アクセス

JR北千住駅西口より徒歩3分、つくばエクスプレス北千住駅より徒歩3分、東京メトロ日比谷線北千住駅より徒歩3分、東京メトロ千代田線北千住駅より徒歩3分、東武伊勢崎線北千住駅より徒歩4分

尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

尚視会での内視鏡検査・診察は
24時間予約を承っています。