大腸がんの予兆とは? 人間ドックを活用した早期発見のメリット

大腸がんの予兆として現れる症状で最も多いのは、血便です。しかし、初期症状が出にくいため、定期的な人間ドックで早期発見することが重要です。人間ドックでは、便潜血検査や大腸内視鏡検査など、大腸がんの早期発見に効果的な検査を受けることができます。

急に症状が出たり、不安に思われる場合には、なるべく早めに医療機関に相談しましょう。血便以外にも大腸がんの予兆と考えられる症状はあります。本記事では大腸がんの予兆となりうる症状について詳しく解説します。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックおよび東京千住・尚視会健診プラザは北千住駅より徒歩2分の位置にあり、アクセス良好です。内視鏡専門医による内視鏡検査を実施しておりますので、安心して検査を受けていただけます。WEBからは24時間ご予約を承っております。ご都合の良いタイミングでご予約の上、ご来院ください。

大腸がんとは?

大腸がんは、大腸にがん(悪性腫瘍)ができる疾患ですが、無症状で進行するケースの多さが大きな特徴です。初期発見が難しいため、血便や腹痛、貧血などの症状が出てくる頃には進行してしまっている例も少なくありません。日本では、大腸がんは男女ともに罹患率が高い疾患です。罹患率が高いものの、がんが進行していなければ、内視鏡で治療が可能なこともあります。そのため、気になる症状がある場合は、楽観視せず、一度医師に相談してみてください。

 

大腸がんの予兆(気付くきっかけ)

大腸がんは症状が乏しく自分で異常に気付くのが難しい疾患の一つですが、きっかけとなる症状はいくつかあります。ここからは、どのような症状が起こるのか解説します。

血便

患者さんが大腸がんに気付くきっかけで最も多いのは、血便だと言われています。大腸がんに罹った場合に血便が見られる理由は、新生血管の脆さにあります。がんに罹患すると、まずがん組織が成長するために、新たな血管が作られます。その血管がとても脆く、便などと擦れるとすぐに出血するのです。血便は痔や胃潰瘍など他の疾患でもみられる症状であるため、それだけで大腸がんかどうかは判断できません。しかし実際に多くの大腸がん患者さんにみられる症状ですので、血便に気づいたら必ず大腸カメラを使用した検査を受けるようにしましょう。

貧血

がんによって発生した新生血管は脆く出血しやすいため、それが原因で貧血の症状が出ることもあります。それまで貧血症状がなかった方は、ふらつきやめまい、吐き気、動機、息切れなどが急に起こるため、その症状で受診する場合が多いです。一方で、女性には元々貧血である方も多いです。ふらつき、めまいなどはいつものことだと考え、受診せずに様子を見てしまう傾向があります。大腸がんの出血が原因の貧血であれば、大腸がん自体が進行してしまっている可能性があります。もともと貧血を持っている方も、健診などを受け、大腸に異常がないか確認する習慣を付けることをおすすめします。

お腹の痛み

大腸がんの発生によって便の通りが悪くなったり、ガスが出にくくなったりすると、お腹の痛みが出現します。腹痛の原因はさまざまですが、大腸がんによる大腸の炎症が原因の腹痛もあります。もともと便秘がちであったり、ストレスによって腹痛が生じやすい方の場合は、見過ごされがちな症状です。いつもの痛みだと放置してしまわずに、他の症状も見られないか注意しておきましょう。

腹部の張り

大腸がんが原因で腸の通りが悪くなり、ガスや便がたまると、痛みではなく腹部の張りが出てきます。腹部の張りは、便秘や空気を飲んでしまった際や、ガスが出やすい食事を摂った後にも出現することがあるため、それだけで大腸がんの危険性があるとは言えません。気になる方は、便が出にくい、なかなか張りが引かないといった異常がないかも確認しておきましょう。

便潜血検査で陽性

便潜血検査は、大腸検診で行われる検査方法です。検査用のスティックを使って2日分の便を2回に分けて採取し、その中に血液がないかを確認します。通常便の中には血液は含まれません。便潜血検査は、血便ほど明確な出血がなくても、出血しているかどうかを判断できます。しかし、便潜血検査で陽性だったからといって必ず大腸がんであるというわけではありません。大腸がんの可能性を見逃さないためのスクリーニング検査の側面もあるため、陽性が出ても必要以上に怖がらずに精密検査を受けるようにしてください。

体重減少

大腸がんの予兆で見られる症状には体重減少もあります。体の中に発生したがんは、私たちが摂取した栄養を使って成長しようとします。がんが成長するために、体の中のタンパク質や脂肪が勝手に分解されるため、体重減少が起こるのです。食べる量を減らしたり、運動を増やした覚えがないにもかかわらず体重が大きく減った場合は、がんなどの病気が隠れている場合があるため、一度医療機関に相談しましょう。

腸閉塞

大腸がんが大きくなると、腸内が狭くなります。がんによって腸が完全に塞がれたり、便の通りが悪くなって詰まったりしてしまうと、​​腸閉塞という状態になってしまいます。腸閉塞が起こると、腹痛や吐き気、嘔吐といった他の消化器症状も現れます。腸閉塞は進行してしまうと腸同士がくっつく癒着という状態になってしまったり、腸に穴が空いてしまったり、緊急手術が必要になる場合もあるので、早期発見・治療が重要です。

 

大腸がんの初期症状

ここまで、大腸がんの予兆として考えられる症状について解説してきました。。どれか一つが起こる場合もありますが、血便や便の性状の変化、腹痛、体重減少など複数の症状が一度に見られることも珍しくありません。いつもよりも長く続く、なんとなくいつもと違うと思ったら、迷わず医師に相談しましょう。当院では、内視鏡内科だけでなく、胃腸科・消化器内科も併設しております。消化器全般のご相談も承りますので、お気軽にご相談ください。

 

大腸がんの原因

大腸がんの原因には、年齢や遺伝、生活習慣があります。

大腸がんは男女ともに40歳以上になると発生率が高まります。そのため、40歳以上の方は、毎年大腸がん検診を受けることがおすすめされています。

また、家族や親戚に大腸がんの方がいる方は、大腸がんのリスクが高いと言われています。血縁者に大腸がんの方がいる場合も、定期的に検診を受けるようにしましょう。

運動不足や過度な飲酒、喫煙、加工肉や赤身肉の大量摂取など、生活習慣も大腸がんの原因となっています。こういった生活習慣は他の病気の発生リスクも高めてしまいます。健康な状態で生活するためにも、今一度生活習慣を振り返ってみましょう。

 

大腸がんになりやすい人の特徴

 大腸がんになりやすい人の特徴としては、以下に多く当てはまることが挙げられます。

  • 40歳以上の男女
  • 血縁者に大腸がんの患者さんがいる方
  • 喫煙者
  • お酒をたくさん飲む人
  • 運動不足な人
  • 加工肉をよく食べる人
  • 検診を受けていない人

該当する項目が多い方は、健康であることを確かめるためにも、一度健診を受けることをおすすめします。

 

大腸がんの検査・診断方法

人間ドックでは、これらの検査の中でも特に便潜血検査が一般的に行われています。人間ドックで便潜血検査の陽性反応が出た場合や、他の症状が見られる場合は、さらに詳しい検査として大腸内視鏡検査が推奨されます。

大腸がんの検査・診断方法には以下のようなものがあります。

  • 大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
  • 便潜血検査
  • 腹部エコー検査
  • 注腸検査
  • 腹部CT・MRI検査
  • 腫瘍マーカー検査

大腸カメラは、カメラのついた管をお尻から入れて、大腸の映像を医師が直接確認する方法です。癌かどうか怪しい場所があれば、その一部分を切除して病理検査に出します。他にも腹部エコー検査やCT、MRI検査などを用いて、他の場所に転移していないか、がんの進行度はどれぐらいかなどを確認し、診断が確定します。

知識や経験が豊富な内視鏡の専門医による検査であれば、より安心して検査を受けられるでしょう。大腸カメラは痛みを伴うというイメージがあるかもしれませんが、鎮静剤を使って検査を受けられる施設もあります。痛みに対する不安がある場合には、予約の際に施設に確認してみるといいかもしれません。当院では鎮静剤を使用した検査を実施しており、患者様の負担を最小限にできるよう努めております。

 

大腸がんの治療方法

 大腸がんの治療方法は、がんがどれくらい進行しているかによって異なります。早期のがんで、深いところまで進行していない場合や他の場所に転移していない場合であれば、内視鏡で切除が可能なものもあります。

進行した大腸がんが筋肉の層より深くにまで進行している場合は、血管やリンパ管、リンパ節へ転移している可能性もあるため、手術が必要になるケースも少なくありません。

 

人間ドック・大腸がん検査は当院へ

内視鏡で切除が可能なうちに発見するには、定期的な人間ドックの受診が重要です。東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックおよび東京千住・尚視会健診プラザでは、充実した人間ドックプログラムを提供しており、内視鏡専門医による大腸がん検査も含まれています。ご希望の方には、健診結果を即日にお伝えすることも可能です(別途料金が必要となります)。当院は土日も開院しており、平日なかなか時間が取れない方でも検査を受けていただけます。WEBでは24時間ご予約を受け付けておりますので、少しでも気になる症状があれば、ぜひ当院へご相談ください。

電話でのご予約も9〜17時で承っています。

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東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>

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14:00~17:30

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※祝日のみ休診

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尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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