大腸がんの自覚症状は？定期的な大腸内視鏡検査で早期発見を

「大腸がんの自覚症状って？」
「大腸がんは何歳に多いの？」
このような疑問をお持ちではないですか？

大腸がんは日本人の死亡原因の上位に入りますが、早期発見により完治する可能性の高いがんです。

しかし、早期ではほとんど自覚症状がなく、症状が現れたときには手遅れになってしまうこともあるため、早期発見が非常に重要です。

特に、大腸がんは40歳代から増え始めるため、45歳以上の方は大腸内視鏡検査を定期的に受け、早期発見・予防につなげましょう。

この記事では、大腸がんの自覚症状や、大腸がんになりやすい人・年齢について詳しく解説します。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックでは、内視鏡による検査・治療・ 手術の経験が豊富な内視鏡専門医が内視鏡検査を実施しています。

また、鎮静剤を使用した無痛内視鏡検査を行っていますので、苦痛なく楽に検査を受けていただけます。

平日お忙しい方は、土曜日・日曜日も内視鏡専門医による検査を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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大腸がんには自覚症状はあるか

日本人の男性・女性ともに死亡原因の上位である大腸がんは、早期のうちは自覚症状がないことがほとんどであるため、がんに気づかないケースも少なくありません。

大腸がんの自覚症状は、ある程度がんが進行してからでないと現れないことが多く、発見したときには手遅れとなってしまうこともあります。

ある程度がんが進行すると、以下のような症状が出てきます。

大腸がんは、ある程度がんが進行してからでないと自覚症状がないことがほとんどです。大腸がんの症状は、腹痛や便秘・下痢といった身近な症状であるなどの理由から、発見が遅れてしまうことが多いです。

がんが進行しても自覚症状がない患者さんも多くいらっしゃるため、自覚症状がなくても、大腸がんが増え始める45歳以上の方は手遅れになる前に大腸内視鏡検査を定期的に受け、早期発見につなげてください。

大腸がんは発見が早ければ早いほど、完治する可能性が高いがんです。

大腸がんになるとどこが痛くなるのか

大腸がんになっても基本的には無症状であり、大腸がんそのもので痛みが出ることはありません。

しかし、大腸がんが進行するとお腹が痛くなることがあります。

その理由は、大腸がんが進行して大きくなることで腸管が狭くなり、便の通りが悪くなるからです。

便の通りが悪くなると通過障害や腸閉塞（イレウス）が起こり、お腹に痛みを生じます。腸管が完全にふさがってしまう腸閉塞が起きると、緊急手術が必要です。

このように、大腸がんそのもので痛みが出ることはありませんが、成長したがんによって腸管が狭くなり、お腹が痛くなることがあります。

お腹の痛みはがんが進行してから起きる症状なので、早期発見のためにも定期的な検査、早めの医療機関への受診が重要です。

大腸がんの前触れは？初期症状は”おなら”？　

大腸がんにはこれといった前触れはなく、早期のうちは自覚症状がないことがほとんです。おならについては、大腸がんの初期症状とは関係がありません。

しかし、がんが進行して大きくなると腸管が詰まってしまうことがあります。腸管が詰まると、お腹が張る、腸管にガスが溜まりやすくなるといった症状が現れ、おならがよく出ることがあります。

おならがよく出る（回数が増える）という症状は、進行した大腸がんだけでなく、呑気症や過敏性腸症候群など、胃腸になんらかの病気があるときにも見られるため、早めに消化器内科を受診しましょう。

また、おならがくさい状態が続いている場合にも注意が必要です。

日本では、食事の欧米化により大腸がんの発生が増えていると言われています。動物性たんぱく質を多く含む食品をたくさん摂取することで悪玉菌が増え、くさいおならを作り出すかのうせいがあります。

おならがくさい状態というのは、大腸がんのリスクが高い可能性があるため、くさいと感じた場合には食生活を見直してみてください。

大腸がんで手遅れになった場合、どのような症状があるか

大腸がんが進行すると、下痢や便秘を繰り返す、血便、腹痛などの症状が現れますが、手遅れになった場合にはどのような症状が現れるのでしょうか？

手遅れになった場合、つまり末期になると、成長して大きくなったがん組織が大腸を突き破り以下の症状を引き起こします。

腹膜播種という状態になると、激しい腹痛、腹水がたまってお腹が張る、お腹の中にばらまかれたがん組織が大きくなって大腸をふさいでしまい腸閉塞を引き起こすなど、さまざまな症状が現れます。

さらに、末期の大腸がんでは、大腸からリンパ管・リンパ節・静脈を通りさまざまな臓器への転移がみられます。

特に、肺・肝臓・骨に転移することが多く、大腸がんが発見されたときにはすでに肝臓や肺に転移が起きていたというケースも少なくありません。

大腸がんは何歳に多い？どんな人がなりやすいか

大腸がんは40歳代から増え始め、50歳代で急増する傾向にあります。高齢になるほど発生頻度は高くなり、罹患率が上がります。

そのため、45歳以上の方は定期的に大腸内視鏡検査を受けましょう。

では、大腸がんになりやすいのはどんな人なのでしょうか。大腸がんになりやすい人の特徴は、以下の通りです。

運動不足と肥満

運動不足による肥満は、大腸がんのリスクを上げます。

一方で、適度な運動・適正体重の維持は大腸がんのリスクを下げることがわかっています。

飲酒と喫煙

飲酒や喫煙は、確実に大腸がんになるリスクがあるといわれているため、飲みすぎに注意する、禁煙することが大切です。

食生活の欧米化

牛肉や豚肉などの赤身肉、ハム・ ソーセージ・ベーコンなどの加工肉といった動物性たんぱく質や脂肪分を摂りすぎることで、大腸がんのリスクを上げる危険があります。

これらの過剰摂取は避け、大腸がんのリスクを下げる可能性があるとされている食物繊維を積極的に摂取することを心がけましょう。

家族（血縁者）に大腸がんに罹患した人がいる

全大腸がんの約5％ほどの方が、遺伝性大腸がんであるといわれています。

遺伝性大腸がんの代表的な疾患である家族性大腸腺腫症やリンチ症候群は、放置することで大腸がんの発生リスクが非常に高くなるため、定期的な検査が重要です。

まとめ

大腸がんの自覚症状や、大腸がんになりやすい人・年齢について解説しました。大腸がんは早期ではほとんど自覚症状がないため、気づかないことも少なくありません。

自覚症状が現れたときには、ある程度がんが進行してしまっているため、手遅れとなることもあります。

大腸がんは、定期的に大腸内視鏡検査を受けることが重要ですが、排便習慣の変化やお腹の痛み・張りなどの症状が現れた場合には、速やかに消化器内科を受診してください。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックでは、土曜日・日曜日も診療・検査を行っております。当院の内視鏡検査はすべて、内視鏡のスペシャリストである日本消化器内視鏡学会専門医が対応しています。

また、鎮静剤を使用した無痛内視鏡検査により苦痛の少ない検査が可能です。

当院では、内視鏡治療後（ポリープ切除後）の合併症に対して関連病院で24時間365日対応してますので、安心して検査を受けていただけます。

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