みぞおちの圧迫感はガスが原因?疾患や対処法を解説します!

「お腹が張って苦しい」

「お腹にガスが溜まっているみたい」

みぞおちに圧迫感があるときは、お腹の中にガスが溜まっていることが多いです。

お腹の張りが気になって食事を楽しめなかったり、身体が重く感じてしまうこともありますよね。また、お腹の中は自分で見られないため、大きな病気が隠れているのではないかと不安になることもあるでしょう。

ガスが溜まる理由には、消化器官の疾患やストレスが挙げられます。食べ過ぎや飲み過ぎといった一時的なものであれば、時間経過と共に圧迫感は消失するのが普通です。

しかし、ときには疾患がお腹の張りの原因となっている場合もあります。その際には適切な診断を受け、症状に応じた治療が必要です。

常に胃の張りを感じる状態であれば、医療機関を受診して詳しい検査や治療を受けましょう。

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みぞおちの圧迫感、膨満感とは? 原因はガス?

みぞおちに圧迫感があるときには、胃に問題が起きていることが考えられます。この症状の原因は多岐にわたりますが、主に以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 食生活の乱れ(食べ過ぎ・飲み過ぎ)
  • 胃もたれ
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • ストレス

これらの要因は、胃の働きを鈍らせる効果があります。胃の働きが鈍ると、消化が悪くなり、胃に内容物が長く滞留するようになるのです。その結果、消化管内のガスの産生と排泄のバランスが崩れ、腸管内にガスが過剰に溜まります。これがみぞおちの圧迱感を強くする原因となっている可能性が考えられます。

不快感が続く場合は、生活習慣の見直しや専門医への相談を検討してみましょう。適切な対処により、症状の改善が期待できます。

みぞおちの圧迫感、膨満感から考えられる病気

みぞおちの圧迫感や膨満感が考えられる疾患には、呑気症や逆流性食道炎、急性胃腸炎などがあります。

また、初期症状がわかりにくい胃がんであることも考えられるため、みぞおちの苦しさが続く際には早めに医療機関を受診しましょう。

呑気症

呑気症は、無意識のうちに過剰な空気を飲み込むことで、食道や胃、腸に空気が溜まり、みぞおちの圧迫感を引き起こす疾患です。人と会話中に突然ゲップが出そうになったり、お腹が張っておならが出そうになったりする方は、呑気症の疑いがあるでしょう。

治療法としては、消化管機能改善薬の服用が挙げられます。また、必要以上に強く噛みしめることが原因であれば、専用のマウスピースを使用することもあります。

生活習慣の改善も効果的で、ゆっくり食事をする、炭酸飲料を控える、ストレス解消法を見つけるなどの工夫が挙げられるでしょう。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸や食べたものが逆流して、食道の粘膜に炎症を起こす疾患です。食道と胃の境目の部分の筋力が弱まると、発症しやすくなります。

この疾患によるみぞおちの圧迫感は、食前食後に関わらず不定期に発生する特徴があります。症状が重くなると、みぞおちの下を強めに押されている感覚が続いて、息苦しくなることもあるでしょう。

興味深いことに、スポーツをしていたり、動いているときはほぼ症状が出なくなり、安静にしている時ほど症状が出やすい傾向があります。治療には、生活習慣の改善と胃酸の分泌を抑える薬物療法が基本となります。寝る前の食事を控えたり、食事の量を減らしたりすることも効果的です。

急性胃腸炎

急性胃腸炎を発症すると、胃の内側の粘膜がただれ、みぞおちがキリキリと痛むことがあります。また、吐き気や嘔吐、みぞおちの圧迫感などの症状も短期間で現れ、重症度が高くなると吐血することもあります。

ほとんどの場合は、原因を取り除いて安静にしていると数日で回復します。しかし、症状が重い場合は点滴や投薬といった薬剤治療を行うこともあります。

急性胃腸炎を何度も繰り返す場合は、他の病気の可能性もあるため自己判断は危険です。そのような際には、胃の内視鏡検査を行い、胃の粘膜を詳しく調べる必要があります。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは、胃の不調を医学的に指す用語で、胃カメラ検査やピロリ菌検査といった検査を行っても異常が見つからないにも関わらず、慢性的に胃もたれやみぞおちの圧迫感が続く疾患です。

胃の動きの鈍さや胃酸の出過ぎが原因とされていますが、不規則な生活やストレスとも言われており、はっきりと特定されていません。治療は、主に薬による治療と生活習慣の改善を組み合わせて行います。

ゆっくり食事をする、よく噛んで食べる、規則正しい生活を心がけるなどが効果的です。また、ストレス解消法を見つけることも大切でしょう。

便秘

便秘は、みぞおちの圧迫感の原因の1つです。便秘になると大腸内に便やガスが溜まり、お腹が膨満して圧迫感を生み出します。長期間続くと、痔や大腸疾患の悪化リスクが上昇してしまう可能性があります。

便秘以外の症状として、お腹の張りや腹部膨満感の他に、呼吸が苦しいといった症状を伴う際には注意が必要です。予防には、食物繊維を積極的に摂取することが効果的でしょう。水溶性と不溶性の両方の食物繊維をバランスよく摂ることで、便通改善が期待できます。

腸閉塞

みぞおちの圧迫感の原因には、腸閉塞(イレウス)が考えられます。腸閉塞とは、腸管の癒着や蠕動運動の低下、血流障害などによって内容物が排出されなくなる疾患です。腹部膨満感や嘔吐といった症状が現れます。

腸閉塞の症状は、詰まっている場所によって異なります。胃に近い側で詰まると、吐き気や嘔吐が主な症状になり、お尻に近い側だと徐々にお腹が張ってくる感じがするでしょう。激しい腹部やみぞおちの痛みが伴う場合には、緊急性が高いため迅速な医療機関の受診が必要です。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、みぞおちの痛みや圧迫感などの症状が現れる胃腸疾患の一つです。ストレスの影響を受けやすい人に多く発症する傾向があります。腹痛や便通異常を慢性的に繰り返すのが特徴で、腹部膨満感も強く感じることがあります。

症状の緩和には、ストレス管理が重要です。趣味の時間に没頭したり、一人の時間を大切にしたりして、なんでも抱え込まないようにしましょう。また、食生活の見直しも効果的で、刺激物を控えたり、規則正しい食事時間を守ったりすることで、症状の改善が期待できるでしょう。

腹部の腫瘍

胃がんは、早い段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、進行すると胃の出口や内側が狭くなることで、みぞおちの圧迫感が現れやすくなります。さらに進行すると胃に穴が開いて腹膜炎を起こしやすくなるため、みぞおちの痛みや圧迫感がより強くなることがあります。

また、胆汁が通る胆道に石ができる胆石症も、みぞおちの圧迫感が症状として現れる疾患です。油の多い食事を食べ続けていると、胆のうが収縮しやすくなるため、より結石が詰まりやすくなる傾向があります。

これらの疾患は早期発見が重要です。特に50歳を過ぎたら、定期的な胃の検診を受けることをおすすめします。また、食事の際に違和感を覚えたり、みぞおちの圧迫感が長く続いたりする場合は、一度検査を受けてみた方が良いでしょう。

上腸間膜動脈症候群

みぞおちの圧迫感の原因には、上腸間膜動脈症候群が考えられます。

上腸間膜動脈症候群は、上腸間膜動脈の間にある脂肪が減少することで、十二指腸が圧迫されて、胃もたれや腹部膨満感を引き起こす疾患です。

上腸間膜動脈症候群の原因には、急激なダイエットによる体重減少や側弯症などが挙げられます。また、腹部手術の既往歴がある方も発症しやすい疾患です。

急激な体重減少を避け、一度にたくさん食べすぎないことを心がけましょう。とくに食事後はリラックスした姿勢を取ることが大切なため、うつ伏せやお腹の左を下にすることで改善します。

お腹にガスが溜まっていると感じたら

お腹にガスが溜まっていると感じたら、次のような方法を試してみましょう。

  • 便意を我慢しない
  • 生活習慣の改善
  • 市販薬の服用

便意を我慢せずに、水分をこまめに摂取して食物繊維を積極的に食べましょう。また、運動習慣も重要となり、ウォーキングやヨガといった軽い運動でも十分な効果が得られます。ストレッチやツボ押しなど、できるところから始めてみましょう。

それでも改善しない場合は、便が腸内で止まっていることが考えられます。市販薬を服用しても改善しない場合は、一度医療機関を受診してみてください。

悪玉菌を増やす食品の摂取を控える

悪玉菌を増やさないように、たんぱく質や脂質を多く含む食材を避けるのがよいでしょう。悪玉菌は、これらの栄養素を分解して、腸内の腐敗活動を進めるからです。

一方で、悪玉菌を減らすには、善玉菌を増やすことも有効です。

納豆やヨーグルト、キムチなどの発酵食品には、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が生きて含まれているものが多く存在します。また、乳酸菌とビタミンを組み合わせることも効果的です。

食事はゆっくりよく噛んで食べる

食事をゆっくりよく噛んで食べることで、胃腸の負担を軽減できます。

よく噛むことで、唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼが分泌され、食べ物を消化しやすくします。また、噛むことで脳に「食べている」という信号が伝わり、満腹中枢が刺激されるため、少量でも満腹感を感じられるようになるでしょう。

適度な運動によって腸を刺激する

適度な運動は、筋肉に刺激を与えてお腹周りの血行を良くします。腸のぜん動運動も促されるため、腸内環境の改善にも効果的です。

腸を刺激する運動には、以下のようなものがあります。

  • ウォーキング
  • ランニング
  • 腹筋運動
  • ストレッチ

なお、特別な運動でなくても、買い物や階段といった日常的な行動も腸内環境によい刺激とされています。

ゲップやオナラを無理に我慢しない

ゲップやおならは、我慢しないほうがお腹に負担がかかりません。

我慢すると、腸内ガスが増えてしまうため腹痛の原因になります。また、腸管が伸びる原因にもなり、余計便秘になりやすくなることもあります。

我慢したゲップは腸のガスになり、血液中のガスの量が増えて、口臭の原因にもなるため注意が必要です。

食後すぐに横にならない

食後すぐに横になると、胃酸が逆流して食道に溜まるため逆流性食道炎のリスクが高まります。また、胃や腸の働きが続くため、睡眠の質が低下したり消化不良を起こしやすくなったりすることもあります。

食後1~2時間は横にならないようにしましょう。また、就寝時に胸やけが強い場合には、寝る前の食事量を控えめする必要があります。

就寝時の姿勢にも配慮が必要で、枕やマットを折り曲げるなど上体を10〜20cm高くなるようにして寝てみましょう。横向きに寝るときは左側を下にすると消化に良いといわれています。

症状が改善しない、長引く場合は医療機関へ

上記の方法を試しても症状の改善が見られない場合は、医療機関を受診しましょう。

みぞおちの圧迫感に疾患が隠れていることを発見するだけでなく、苦しい張りを取り除いて、心身を休ませる意味もあります。

お腹の検査をするのであれば、胃カメラや大腸カメラといった内視鏡検査に力を入れている医療機関がおすすめです。消化器内科は、胃や大腸の詳しい検査を行えるため、原因に合わせた治療方法も提案しやすい特徴があります。

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尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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