胃痛があるゲップは危険?考えられる病気の可能性と対処法を解説します!

「胃が痛いうえに、ゲップが止まらない…」

「ゲップがひどいんだけど、病院に行った方がいいの?」

こうした不安を感じたことがある人はいませんか? 胃痛とゲップ、この二つの症状が同時に現れると、多くの人が戸惑いを覚えるものです。

ゲップとは、胃の中に溜まった空気が、食道を通って口から排出されることを指します。

個人差はあるものの、人は食事中や日常生活で無意識に空気を飲み込んでいます。口から入った空気は最終的にゲップやオナラとして身体から出ていきますが、その中でもゲップとなるのは、飲み込んだ空気が胃から逆流したものです。

ゲップは生理現象であるため、多少続いたからといって医療機関を受診する必要はありません。

しかし、胃の痛みを感じている最中に、あまりに頻繁にゲップが出るようであれば、それは体からのサインかもしれません。ひどい胃痛や吐き気が続いている際には、できる限り早めに医療機関を受診しましょう。

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北千住駅からおおよそ徒歩2分と、利便性は折り紙付き。仕事帰りや移動の合間など、ご自身のタイミングでも通院しやすい立地が特徴です。

ゲップがでる要因と病気の可能性

ゲップは、日常生活を営むうえで、誰にでも起こる生理現象です。

そのため、頻繁にゲップが出る場合であっても「医療機関を受診するほどではない」と考える方も多いでしょう。

しかし、ゲップ以外に胃痛や胸やけといった症状がある際には注意が必要です。加えて吐き気や食欲不振といった症状も見られる場合には、気づかないうちに何らかの病気が進行している可能性が高くなります。

「ちょっと胃が痛いだけだから」「ちょっとゲップが出るだけだから」といって放置してしまうと、病気の発見が遅れてしまう恐れがあるのです。

緊急性が高くないゲップ

緊急性が高くないゲップには、以下のようなものが挙げられます。これらは一般的に心配する必要はありませんが、頻繁に起こる場合は生活習慣の見直しが必要かもしれません。

  • 早食いをしたときのゲップ
  • 大量の食事を一度に摂取したあとのゲップ
  • 炭酸飲料を飲んだあとに出るゲップ

上記のような突発性のあるゲップに関しては、様子を見てもいいでしょう。


また、強いストレスを感じているときにも、唾液と一緒に空気をたくさん飲み込んでしまい、胃腸の機能が低下してゲップが増える傾向にあります。

医療機関の受診が必要なゲップ

医療機関の受診が必要なゲップは単なる、潜在的な体の問題を示唆している可能性があります。以下のような症状が見られる場合には、医療機関に相談し、診断を受けることをおすすめします。。

  • ゲップの多い状態が長期間続いている
  • 胃痛や胸やけを伴うゲップが出る

腐敗臭や硫黄臭といった異臭を伴うゲップ

明らかに普通ではないゲップが続く場合、何らかの疾患により、食道や胃といった消化器官の機能低下が引き起こされている可能性が考えられます。考えられる疾患の中には、がんや腫瘍なども含まれます。その場合、悪性腫瘍が空気の通過障害の原因になり、ゲップが増えているのです。

長期間にわたり頻繁なゲップが続いていたり、胸やけや胃もたれを伴ったりする際には、早めに医療機関を受診しましょう。

 

ゲップが止まらない時に考えられる胃の病気

あまりにもゲップが長く続くと、何か悪い病気が隠れているのではないかと不安になってしまいますよね。胃痛も伴うとなると、胃がんといった大きな病気を連想する方も多いのではないでしょうか。

事実、長引くゲップは、さまざまな胃の病気のサインとして現れていることがあります。

ここでは、ゲップと関連する可能性のある7つの胃の疾患について解説します。症状が持続する場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるよう心掛けましょう。

呑気症

呑気症とは過剰に空気を飲み込んでしまう症状であり、頻繁なゲップ、腹部の膨満感、おなかの張りが主な特徴です。食後や緊張時に症状が現れやすいとされています。ストレスや不安、早食い、炭酸飲料の過剰摂取などが主な原因とされています。

呑気症への基本的な対処法は、ゆっくり食べ、よく噛むといった生活習慣の改善や、適切なストレス管理です。必要に応じて、消化管運動改善薬が処方されることもあります。

胃がん

胃がんとは、胃壁の内側を覆う粘膜の細胞が、何らかの原因でがん細胞へと変化して、増殖していく疾患のことです。大きくなるに従って、粘膜下層から固有筋層へと外側に深く進んでいく傾向があります。

胃がんの代表的な症状は、胃痛や胸やけ、ゲップなどがあります。また、がんから出血することで、貧血や黒いうんち(血便)が出ることもあります。

さらに、咀嚼した胃の内容物が腸へ送られにくくなることから、胃内圧が高まり、頻繁にゲップが出るようになります。

初期の胃がんの治療法には、内視鏡治療(内視鏡的切除)があります。

内視鏡を使用して、胃の内側からがんを切除する方法です。リンパ節転移の可能性が低いがんが対象となり、開腹手術を比較しても、身体にかかる負担が少ないメリットがあります。

慢性胃炎

慢性胃炎とは、胃の粘膜で炎症が起こり、胃粘膜が徐々に薄くなる疾患です。

ほとんど症状が起こらないままゆっくりと進行することが多く、知らない間に胃がんの原因になりやすい萎縮性胃炎も併発することがあります。症状が進行すると、ゲップのほかに、胃痛や胃もたれを自覚しやすくなります。

慢性胃炎の主な原因は、ストレスや非ステロイド系消炎鎮痛剤、飲酒などが挙げられます。

また、胃がんの原因になるヘリコバクターピロリ菌に感染していると、慢性胃炎を繰り返しやすくなります。そのため、陽性反応が出たら、炎症の再発を抑えられる除菌治療を行いましょう。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が食道へ逆流して炎症が起こる病気のことです。

頻繁なゲップや胸やけといった症状を特徴とし、呑酸(どんさん)と呼ばれる、酸っぱいものが込み上げてくる症状も現れます。

逆流性食道炎の原因には、胃の一部が横隔膜の穴から食道側にはみ出る「食道裂孔ヘルニア」があります。体質や遺伝で発症しやすい疾患のため、手術以外に治療方法はありません。

また、肥満でお腹が押されたり、長時間前かがみの姿勢を続けたりすると、お腹に圧力がかかりやすくなるため、食道への逆流が起こります。便秘も、腸から胃へ圧力をかける原因の1つです。

食生活では、胃酸分泌を亢進するアルコールや高タンパク食、高脂肪食などは空腹時に避けましょう。なお、コーヒーに関しては、食前より食後に飲む方が刺激がありません。

食道裂孔ヘルニア

食道裂孔ヘルニアとは、食道裂孔から胃の一部分が胸部へ脱出している状態のことです。

身体の真ん中あたりにある横隔膜には、食道が通る食道裂孔と呼ばれる穴が開いており、体質や遺伝を原因に脱出しやすい方が多いです。

食道裂孔ヘルニアは、症状がない場合が多いです。ですが、胃酸が食道に逆流しやすい状態にあるため、胸やけや呑酸、ゲップなどが症状として現れることがあります。飛び出した胃や食道が横隔膜に締め付けられるようなケースでは、食べ物が食道のあたりにつかえる感じや、胸のあたりが強く痛むこともあります。

特に症状がなければ治療の必要はありませんが、逆流性食道炎を併発しているケースでは、服薬治療の対象になります。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍とは、胃液の刺激が原因となり、組織が剥がれ落ちてしまい内部からえぐられた状態のことをいいます。

胃・十二指腸潰瘍の症状で最も多いのは、みぞおちの痛みです。空腹時や、発症早期に痛むことが多いとされています。さらに、胸やけや胃もたれ、ゲップを伴うこともありますが、自覚症状がないままの方もいます。

潰瘍が進行すると、出血や穿孔を伴うことがあります。そうすると、便に血が混じるようになり、タール便と呼ばれるコールタールに似た黒い便が出ることが多いです。

主な原因には、ヘリコバクターピロリ菌の感染や服用中の薬の副作用が挙げられます。また、ストレスや飲酒も胃・十二指腸潰瘍の原因となるため、生活習慣の改善が必要です。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは、消化管に潰瘍や癌といった疾患が見当たらないのに、不快な症状が続く症状のことです。

胃痛や胃もたれ、ゲップといったつらい症状が慢性的に続いていても、異常が認められません。

機能性ディスペプシアを引き起こす原因には、胃運動機能異常(胃が十分に動かず、食べたものをうまく十二指腸に送ることができないこと)があります。また、胃酸過多や胃の知覚過敏も原因として考えられます。

はっきりと特定できる原因がないため、内視鏡検査やヘリコバクターピロリ菌検査から、原因を探ることもあります。

主な治療方法は、食生活の改善です。

刺激物を控えたり、1日の食事量を見直したりすることも、胃にかかる負担を軽減できる対策になります。

 

胃痛にともなうゲップはどうしたらいい?

胃痛をともなうゲップを改善するには、医療機関の受診はもちろん、生活習慣を改善することも大切です。

食事の摂り方や食後の過ごし方を変えるだけで、ゲップの数が減ることもあります。

生活習慣を改善する

ゲップは生理現象であるとはいえ、人前でしょっちゅうしていては「デリカシーがない」「マナー違反だ」と思われかねません。

そのため、人と食事をする場では、以下のような方法で対処するといいでしょう。

  • 食後すぐには横にならない
  • 時間をかけて、ゆっくりと食事をする
  • できるだけストレスを溜めない生活を心がける
  • 正しい姿勢を維持する

食後すぐ横になると、胃酸が逆流しやすくなるため、逆流性食道炎を発症しやすくなります。

もともと逆流性食道炎の方は、食道炎が悪化してしまい、「食道がん」を発症するリスクも高くなる傾向があります。

早食いや暴飲暴食といった食習慣は、ゲップの頻度が増える原因になりやすいです。また、ストレスも消化器官の働きを弱めてゲップの回数を増やす原因となるおそれがあります。忙しくてストレスが溜まりがちなときでも、心がリフレッシュできるタイミングを設けましょう。

正しい姿勢を保つ際には、胸を張って顎を引くように心掛けしましょう。姿勢を良くすると胃の中の空気が逆流しにくくなるため、一時的にゲップが出にくくなります。

生活習慣の改善でゲップの回数を減らせる可能性は大いにありますが、実はゲップの裏には消化器系の病気が隠れていることもあります。長期間続く際には、念のため医療機関を受診しましょう。

医療機関を受診する

ゲップは生理現象のため、頻繁に出ても軽く見られがちですが、消化器官の疾患や不調が影響していることもあります。

ゲップが多くなる逆流性食道炎や慢性胃炎、早期胃がんを疑うのであれば、早めに内視鏡の専門医を受診しましょう。

初期の胃がんは、ほとんどの場合無症状で進行します。また、見つけにくい疾患でもあるため、最新の設備を完備した医療機関の受診が大切です。

 

胃痛をともなうゲップにお悩みの方は東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院へ

胃痛をともない、あまりにも何度も出る、長く続くゲップは、疾患を原因としていることがあります。中には胃がんといった重篤な病気に起因するケースまで見られます。

また、ゲップが多量に出ることで、日常生活で不便さを感じる方もいるかもしれません。早食いや暴飲暴食、ストレスなども、ゲップが続いてしまう原因となる場合があります。疾患が原因ではなかった場合にも、生活習慣の改善を心掛け、改善を図りましょう。

病気の早期発見・早期治療には、消化器内科を専門とする医療機関への早めの受診が大切です。専門性の高いクリニックであれば、必要に応じて胃カメラ検査を行い、ゲップの原因となる疾患も特定できるでしょう。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院は、どなたでも受診しやすい環境整備に力を入れております。

検査を行う臨床検査技師や医師には、女性スタッフを配備済みです。検査の際に身体に触れられることに抵抗がある女性の患者さんも安心です。

また、内視鏡検査やレントゲンといった検査で着替えが必要になった場合には、露出を抑えたメディカルウェアも着用できます。

さらに、365日24時間体制でWEB予約に対応していますので、仕事や学校が忙しい方も、まずはご自身のタイミングでお気軽にご予約下さい。

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