この記事では、「胃潰瘍になると仕事はできないの?」「胃潰瘍の症状や原因は?」といった疑問にお答えします。
胃潰瘍は胃の粘膜がただれ、胃壁に傷がついている状態です。仕事や学業でストレスが増えると、胃潰瘍になりやすくなる可能性があります。胃潰瘍は男性に多い病気とされていましたが、近年は更年期の女性や若い方の発症が増えています。
軽度の胃潰瘍の場合は自然に治癒することもありますが、再発する可能性が高いので専門医による適切な診察を受けることが重要です。
なお、この記事を解説する東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは消化器専門の医療機関です。当院で行う胃カメラは経験豊富な内視鏡専門医が行い、苦痛や不快感の少ない検査を受けることができます。北千住駅より徒歩2分の立地のよさが魅力で、土日の診察や検査も可能です。
当院の外来診療の予約は、WEBで24時間受け付けています。
胃潰瘍とは?
胃潰瘍とは胃の粘膜がただれ、胃壁に傷がついた状態です。通常、胃壁や胃の粘膜は、胃液に含まれる「塩酸」や「ペプシン」などの酸性物質から粘液によって守られています。
しかし、何らかの原因により、胃を守る粘液と胃酸の分泌量のバランスが崩れると、胃の粘膜や粘膜下にある筋層まで傷つけてしまうのです。
出血のない胃潰瘍は、胃酸の分泌を抑える薬や胃の粘膜を修復する薬の服用で症状が改善しやすいです。しかし、自己判断で治療をやめると再発し、悪化させてしまうこともあるので専門医の指示通りに治療を進めましょう。
胃潰瘍のよくある症状
胃潰瘍になると、以下のような症状が現れるようになります。
- 腹痛
- 胃やみぞおち、背中の痛み
- 胸焼け
- 呑酸、口臭
- 吐き気、嘔吐
- 食欲不振
- 吐血・下血
- タール便
胃潰瘍は、みぞおちから左の脇腹にかけての鈍い痛みが主な症状で、胸焼けや吐き気、嘔吐、食欲不振、背中の痛みを起こします。胃潰瘍が悪化すると、吐血や血の混ざった黒いタール便が出ることもあります。
さらに、胃に穴が開くまで進行すると、胃の内容物が腹腔内に出て腹膜炎を起こし激しい腹痛が生じます。症状に気がついたら、できるだけ早く消化器内科を受診しましょう。
胃潰瘍の原因
胃潰瘍の原因としては、ピロリ菌への感染や痛み止めやステロイドなどの強い薬の副作用、ストレスなどが挙げられます。特に、ピロリ菌感染によるものが多く、胃潰瘍の原因の7割以上を占めるとされています。
ピロリ菌は母子感染や幼少期に汚染した食べ物や水を摂取することで感染することがあり、除菌しなければ胃の中で生き続けてしまうのです。ピロリ菌が原因の胃潰瘍の場合、除菌することで胃潰瘍の再発を防ぐことができます。
また、軽い胃潰瘍の場合、自然に治る場合があります。
» 胃潰瘍は自然治癒することもある?発症の原因についても詳しく解説
しかし、胃潰瘍は再発を繰り返すケースも多いので注意が必要です。
自身に合ったストレスの解消法を見つけたり、食生活に気を配ることも症状の改善と予防に役立ちます。暴飲暴食や香辛料の過剰摂取、過度の飲酒や喫煙をやめ、胃への負担を軽減しましょう。
胃潰瘍になると仕事ができない?
胃潰瘍は、仕事やプライベートの人間関係、心配事、過度なプレッシャーなどの精神的ストレスや睡眠不足、過労などの肉体的ストレスが自律神経を乱すことで胃潰瘍を発症します。
几帳面、完璧主義、真面目といった性格をもつ方は注意が必要です。自分の性格を自覚し、症状が悪化する前に十分な休息をとりましょう。
症状が軽度であれば、投薬治療で症状を改善できるので仕事をすることも可能です。潰瘍が大きく出血を伴う場合は1〜2週間の入院が必要になる場合があります。
仕事だからと無理をせず、適切な処置を受けることが重要です。
「胃がキリキリ痛む」のは胃潰瘍?
ストレスを感じた時に「胃がキリキリ痛む」経験をもつ方も多いのではないでしょうか。
胃は自律神経によってコントロールされているので、ストレスなどの影響を受けやすいです。ストレスで自律神経が崩れると胃酸が過剰に分泌されたり、胃粘液が分泌されず胃酸が胃壁を荒らし胃潰瘍になることがあります。
また、空腹時には胃の中に食べ物がなく、胃酸の分泌により酸性度が高まるため胃粘膜が荒れやすく、キリキリとした胃痛が起こりやすくなります。
胃潰瘍の検査方法
胃潰瘍の主な検査方法は、バリウムによるX線検査(胃透過)と内視鏡検査(胃カメラ)です。近年は、直接胃の中を細部にわたって観察でき組織検査もできる胃カメラで検査するのが主流となっており、バリウム検査はほとんど行われておりません。
胃カメラ検査で胃の粘膜の状態を確認し、内視鏡で病変の組織を採取して病理検査に出すことで確定診断をすることができます。ピロリ菌の検査方法としては、「迅速ウレアーゼ検査」を行います。胃カメラ検査中に行い、特殊な反応液の色の変化で判定可能です。
また、胃カメラ以外の検査方法として「尿素呼気試験法」も広く知られています。専用の薬の服用前と服用後の呼気を採取しピロリ菌の有無を調べる検査です。
身体への負担がなく30分程度で結果が分かり、精度も高い検査で除菌治療後の判定に行われることが多くなっています。
まとめ
今回は胃潰瘍になると仕事はできないのか、胃潰瘍の症状や原因、検査方法について説明しました。
胃潰瘍はストレスやピロリ菌への感染、痛み止めやステロイドなどの強い薬の副作用などで起こります。軽い胃潰瘍は自然に治ることもありますが、再発を繰り返すことがあるので注意が必要です。胃潰瘍の症状が見られた場合には、無理をせず消化器内科を受診しましょう。
東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは、北千住駅から徒歩2分という駅近で通院しやすい立地にあります。当院の胃カメラ検査は、内視鏡による検査・治療・手術の経験豊富な内視鏡専門医が行っています。最新の内視鏡システムを導入し短時間で精度の高い検査が可能です。
また、楽に検査を受けていただくため静脈麻酔を用いた鎮静下で検査を行っています。鎮静剤を用いた検査の後に鎮静剤が抜けるまでリラックスしてお休みいただけるようリカバリールームをご用意しています。
診察・検査は、平日に加えて土曜日・日曜日も行っていますので、ご都合の良い日を選んでお越しください。
当院の外来診療の予約は、WEBで24時間受け付けています。お電話でご予約の際は診療時間内にご連絡ください。
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東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>
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※祝日のみ休診
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