食べ物が飲み込みにくい・むせるのはなぜ?原因や対処法を徹底解説!

「食事が飲み込みにくく、胸のあたりにつかえ感がする」「食事をとるとき、よくむせるようになった」などの変化を感じている方はいませんか。

飲み込みにくい、むせる、体重が減ってきたなどの症状は、のどや胃、食道に異常があるかもしれません。重篤な疾患が潜んでいる可能性もあるため、早期に医療機関を受診することをおすすめします。

この記事では食物を飲み込みにくい原因や嚥下障害について詳しく解説します。嚥下の機能に異常がないか確認するためのセルフチェックの方法も紹介していますので、ぜひ読んでください。

なお、当院東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは、実績のある内視鏡専門医がいる消化器内科のクリニックです。食物を飲み込みにくい、むせるといった症状の原因を診断し、最適な治療を提供します。のどや食道、胃の異常を発見するための胃カメラ検査では、鎮静剤を使用した無痛の内視鏡検査を実施しております。ウトウトした状態で検査を行うので、初めての方でも痛みや不安を感じることがありません。食物を飲み込みにくい、むせるといった症状がある方は、経験豊富な専門医がいる当院へ気軽にご相談ください。

食べ物が飲み込みにくい原因として考えられるのは?

食べ物が飲み込みにくいのは「嚥下障害」が原因です。症状は下記のとおりです。

  • ものを飲み込もうとする動作がスムーズにいかない
  • 飲み込んだものがつかえる

水分は問題なく飲めるが柔らかいものが飲み込みにくい場合、水分だけが飲み込みにくい場合、あるいは両者とも飲み込みにくい場合があります。飲み込みにくさには個人差があるため、周りの人からは気づかれにくいです。

 

嚥下障害とは?

「嚥下」に問題があり、食事がきちんと胃まで送られない状態です。代表的な症状として、飲み込めない、むせるなどがあります。

食物が口から胃に行くまでの過程を「嚥下」といいます。食事を摂ると、口の中で食べ物を小さくして、舌の動きでのどへ送ります。のどに送られた食物は気管の入り口の横を通り、食道に流れ込み、そこから食道の動きによって、胃に送られます。これらの過程の中で、問題があることを「嚥下障害」といいます。

食事を飲み込むことが困難となると、食欲が低下し、食事の量が減ってきます。その結果、体重減少だけでなく、低栄養や脱水を引き起こしてしまいます。また、食物がスムーズに口の中から胃まで送られず、気管に入ってしまうことがあります。食物が気管に入ると、誤嚥や窒息といった危険な状態になります。

 

嚥下障害の原因

嚥下障害は単独で生じるものではなく、加齢や疾患によって引き起こされます。

嚥下障害の原因として最も多いのは「加齢」です。加齢にともなう筋力や機能の低下により、嚥下に必要な機能が低下し、嚥下障害が引き起こされます。加齢以外の原因として、さまざまな疾患が嚥下障害の原因となります。

それでは嚥下機能を低下させる加齢とそれ以外の原因について、それぞれ詳しく解説します。

加齢が最も多い

個人差はありますが、加齢によって嚥下機能に関係する筋力が低下します。

  • 飲み込む力の低下
  • 舌の感覚の低下
  • 噛む力の低下
  • 唾液の分泌量の低下
  • サルコペニア(全身の筋力の低下)

高齢者の嚥下障害で気をつけなければいけないのが「誤嚥性肺炎」です。誤嚥しても必ず肺炎になるというわけではありません。しかし、免疫機能も低下している高齢者では、肺炎を起こしやすく、重症化しやすいのが特徴です。

加齢以外で考えられる原因

加齢以外で考えられる主な原因は、下記のとおりです。

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流し、炎症を引き起こす疾患です。胸やけや酸っぱい水を飲み込んだような感じが生じます。のどや胸での食物のつかえ感も出ます。

カンジダ食道炎

カンジダという真菌の感染によって食道炎を起こす疾患です。胸やけや胸のあたりに違和感があり、食事がつかえる、飲み込みにくいなどの症状があります。

食道胃潰瘍

食道や胃に潰瘍ができると蠕動運動が弱くなります。のどや胸のつかえ感、飲み込みにくさの症状が引き起こされます。

食道アカラシア

食道の一部の筋肉が緩んだ状態になる疾患です。食事が通過しづらくなり、嘔吐や胸やけ、飲み込みにくいなどの症状があらわれます。

食道がん

食道がんは進行すると、食道を狭めてしまいます。そのため、食事を飲み込みにくくなり、胸やけなどの症状がでます。

胃がん

胃がんが進行すると、通過障害が引き起こされたり、胃が膨らまなくなったりし、食物が食道に逆流してしまうことがあります。そのため、胸やけや胸のつかえ感などの症状があらわれ、食物を飲み込みにくくなります。

咽頭がん

早期ではほとんど症状があらわれない咽頭がんですが、進行するとのどが狭くなります。食物が飲み込みにくくなり、あやまって気管に食物がいくと、むせこみます。

上記の疾患などが原因により、嚥下に関する器官の動きが悪くなることで嚥下障害が引き起こされます。

 

嚥下障害のセルフチェック方法

以下のような症状があると、嚥下障害の可能性があります。徐々に嚥下の機能が衰えていると、本人や家族などの周りの人も気づきにくいです。嚥下障害の兆候がないか確認してみましょう。

  • むせやすい
  • 痰が多い
  • 食後、のどにつかえ感がある
  • 食後、声がかすれる
  • 食欲がおちた
  • 食事に時間がかかる
  • 言葉をはっきり発生できなくなった
  • 舌や頬を噛みやすい

以上のような症状を感じたら、医療機関を受診することをおすすめします。放置すると、誤嚥や窒息の危険が高まります。専門医に相談し早めの治療を行いましょう。

 

嚥下障害が疑われるときの診療科

嚥下障害が疑われるときは、消化器内科を受診すると良いです。消化器内科は、食道や胃、大腸など消化器全般を専門に診る診療科です。内視鏡検査や超音波検査により、原因を診断します。

嚥下障害は、適切な治療をせずに食事を続けていると、誤嚥を起こす可能性があり危険です。また、疾患が原因の嚥下障害では、がんなどが進行してしまう恐れがあります。

食べ物を飲み込みにくい、むせるといった症状だけでなく、食事が食べれない、体重が減少しているという場合は早めに当院にお越しください。

 

自分で食べる力・飲み込む力を低下させないためには

自分で食べる力・飲み込む力を低下させないためには口まわりの筋力を意識して使うことが大切です。口まわりの筋肉の衰えを防ぐためにために、以下のことに気をつけましょう。 

  • 噛むことを意識できる食べ物を食べる
  • 会話をする

噛むことを意識できる食べ物を食べることで、口まわりの筋肉の衰えを予防することができます。例えば、ゴボウやたけのこ、切り干し大根のような食物繊維の多い食べ物です。食事のメニューの中に積極的に取り入れ、しっかり噛んで食べましょう。

また、会話をすることも嚥下機能を低下させないために大切なことです。会話することで、まわりの筋力を使います。会話する機会が少ない場合は、歌を歌うこともよいです。

 

まとめ

食物が飲み込みにくい原因として、加齢や疾患について解説してきました。飲み込みにくさを放置していると、誤嚥や窒息の可能性があります。重篤な疾患が潜んでいる可能性もあるため、早期に消化器内科を受診し、検査や治療をおこないましょう。

東京足立区で消化器内科をお探しの方は、実績のある専門医がいる当院へお越しください。最先端の内視鏡システム「EVIS X1」を使用し、食事の際の飲み込みにくさやむせる原因を診断します。胃カメラ検査がはじめての方でも痛みがなく安心して検査を受けていただくために、鎮静剤を使用した無痛内視鏡検査をおこないます。眠っている間に、内視鏡専門医が安全に検査をおこなうので心配いりません。当院は平日の昼間が忙しい方でも受診しやすいように、土日も営業しています。もちろん相談だけでも可能ですので、気軽に受診してください。

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