大腸がんの初期症状とは?20代でもがんになるリスクについて解説

「最近お腹に違和感があり調べるとがんに近い症状」
「便をした時に血がついている」
「20代でも大腸がんになるのか」

この記事を見たあなたは、がんに対する不安をお持ちでしょう。

大腸がんは40代以降に発症するリスクが高い疾患ですが、若い方でもがんになることがあります。

お腹に痛みや張りがあり放置すると、がんが進行し腸を塞いだり、ほかの臓器に転移する恐れもあります。

お腹に違和感があれば、大腸がんの症状が進行している場合があるので、早めにクリニックで検査しておくことが重要です。

この記事では、大腸がんの初期症状や、20代での発症率や原因について解説します。

お腹に違和感があったり、20代で大腸がんになる不安を感じたりしている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

東京千住・胃と大腸の内視鏡クリニックは北千住駅から徒歩2分の距離にあり、内視鏡検査を専門としているクリニックです。経験豊富な内視鏡の専門医が診察・検査を担当しますので、大腸がんの疑いがある人や、不安を感じている人は当院にご相談ください。

ご予約の際はWEBや電話で承っています。WEBでは24時間予約ができます。

大腸がんには初期症状はあるのか

大腸がんの初期症状は、早期ではほぼ自覚症状がありません。ある程度進行する中で、血便や便秘、下痢などの症状が現れます。

症状の中で、おならの回数が多く不安になっている方もいるかもしれませんが、基本的に大腸がんが原因で、回数が増えることはありません。

しかし、精神的ストレスや、自律神経失調による過敏性腸症候や、無意識のうちに空気を腸に吸い込む呑気症では、おならの回数が増える症状が出る場合があります。

大腸がんが進行すれば以下の症状が発症しますので、当てはまる症状があれば、当院までご相談ください。

血便

便の通過する腸管に大腸ポリープが発症すると、便が通過するときに摩擦で出血し、便に血が混じったり、トイレットペーパーや下着に血が付着したりする症状が発症します。

初期症状ではポリープが小さかったり、気づかないほどの出血だったりします。血便が発生するまで進行しているなら、内視鏡検査を受診する必要があるでしょう。

便秘や下痢

結腸や直腸にがんができると便秘や、下痢、便が細くなる症状が発症します。便の通りが悪くなることで発見されやすいので、排便に異常が出れば注腸検査や大腸内視鏡検査を受けましょう。

注腸検査では、肛門から管を通し大腸をX線で検査します。腸壁にできたがんの位置や大きさなどの判断ができます。

また、大腸内視鏡検査では、内視鏡を肛門から挿入することで大腸全体を検査できます。異常があればその場で大腸ポリープの切除が可能です。

体重の減少

体重の減少は、大腸がんの特徴的な症状です。がん細胞が大きくなり増殖すると、体内の栄養を奪っていきます。

食事や運動量に変化がなく、体重が1ヶ月で3〜4kg減る症状があれば、がんの疑いが考えられます。

貧血

大腸がんから出血すると、血液量やヘモグロビン、赤血球が減り貧血を起こします。

大半の人は血便で気づきますが、便の異常を見逃している人は、動機や立ちくらみなどの貧血症状が発症します。

腹痛

大腸がんが大きくなると、腸管を狭くし、便が詰まりやすくなります。排便回数が減少し、腸に便が溜まりお腹が張り痛くなる症状が発症します。

 

20代・30代で大腸がんになることはあるのか

大腸がんは、40代以降に発症しやすい疾患ですが、30代以下の人であっても大腸がんになる場合があるので、若い人も他人事ではありません。

2019年のデータになりますが、10万人あたりの発症の割合は以下のとおりです。

20代男性・女性

1〜3人程度

30代男性

6〜15人程度

30代女性

5〜13人程度

20代や30代でも確率は低いですが、罹患します。不安な方は、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。

 

若い人が大腸がんになる要因は?

若い人が大腸がんになる要因としては、欧米化した食事や腸内細菌などが挙げられます。

それぞれについて詳しく解説していきます。

腸内細菌、炎症

若い人が大腸がんになる要因は、食事や腸内細菌、腸の炎症が挙げられます。

牛肉やウインナーなどの加工された肉や、牛乳などの乳製品など、欧米化された食品の摂取が誘因になります。

腸内細菌では、大腸がんを発症している人にだけ増殖している12種類の細菌があるのがわかっています。健全な人では口の中にいる菌で、腸の中にはあまり存在しません。したがって、本来口の中にいるはずの菌が大腸に存在することで、がんの進行を促進していると考えられます。

炎症においては、ピザやポテト、唐揚げなどの高脂肪食で腸が炎症を起こし、腫瘍を増殖させていることが要因になっています。

不健康な食事は悪影響を及ぼす可能性が高い

不健康な食事においても、大腸がんに悪影響を及ぼす可能性があります。近年の日本食において欧米化が進み、ファストフードなどのジャンクフードが人気です。

ハンバーガーやポテトなど、加工された食品には栄養がなく、カロリーだけが多い食べ物です。過剰に摂取すれば、大腸がんになるリスクも上昇します。

さらに、野菜摂取も不足していると、大腸がんになるリスクが高まるでしょう。

若者で大腸がんになる人は増えてきている

若い人で大腸がんになる方は、年々増えてきています。なぜなら、時代の流れでライフスタイルや、食生活が変化しているからです。

若い年齢での発症は、胎児期や乳幼期から、影響を受けている可能性があると言われています。

親の食生活で、過敏性腸症候群や炎症を患っている可能性がある場合に、早期に大腸がんに罹りやすい可能性があるでしょう。

また、大気汚染や水質汚染、食品農薬などの環境による要因も挙げられます。

肥満や運動不足によっても、大腸がんの発症リスクが増加している点が、要因として挙げられます。

 

20代で大腸がんになってしまう人は遺伝なのか

20代で、大腸がんを発症する他の要因として、遺伝的要素が挙げられます。米国のデータでは、大腸がんと診断された人の約30%が、近親者に大腸がんの方がいると考えられています。

さらに、家族に大腸がんと診断された人がいる場合、がんになるリスクが2〜4倍高くなるともいわれています。

20代で食事や環境などの要因の他にも、大腸がんになりやすい人は、家系の遺伝が影響している「リンチ症候群」と「家族性大腸腺腫症」が挙げられます。

それぞれについて詳しく解説していきます。

リンチ症候群

リンチ症候群は、20〜30代で大腸がんを発症するリスクが高い遺伝性の疾患です。大腸のほかに、胃や泌尿器、子宮や卵巣など多くの臓器にがんを発症することがあります。

リンチ症候群は50%の確率で遺伝するので、家系に大腸がんになっている人がいれば、遺伝子検査や大腸内視鏡検査を受診すべきです。

家族性大腸腺腫症

リンチ症候群の他にも、遺伝による家族性大腸腺腫症が挙げられます。

家族性大腸腸腺腫症は、およそ1万人に1人程度の確率で発症するといわれています。また、50%の確率で遺伝するともされています。

家族性大腸腸腺腫症では、10〜12歳で数百個の大腸ポリープが発生するので、診断された人は注意が必要です。

遺伝の確認範囲

遺伝の確認する範囲は以下の通りです。

  • 第一近親者(両親・兄弟)
  • 第二近親者(祖父母や叔父・叔母)

第一、二近親者の中に50歳未満で、大腸がんなどを発症した人がいる場合や、年齢に関係なく、大腸がんなど2つ以上のがんを発症した人がいる場合は、注意したほうがいいでしょう。

また、第二近親者までに当てはまらなかったとしても、近親者で若い年齢でがんに罹っている人が多い場合や、近親者に大腸ポリープが多数ある場合も、遺伝する可能性が考えられます。

近親者で大腸がんに罹患された人や、大腸がんに不安を感じている人は、当院で大腸内視鏡検査の予約をしてください。

 

まとめ

大腸がんは20代からでも罹患するがんです。初期症状はほぼなく、ある程度進行した時点で気づく疾患です。

がんになる要因は、食生活や遺伝などが挙げられます。食事は気をつけられますが、遺伝は防げません。近親者に大腸がんを発症した人がいる場合は早期に検査するのが重要です。

大腸がんは早期発見できれば95%治せる疾患です。しかし放置しておくとがんは進行し生存できる確率が下がります。

大腸がんが気になっている人は当院で検査を検討してみてください。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院は、内視鏡検査数月間1,000件以上、年間約10,000件以上の実績があります。

内視鏡検査では、大腸がんの早期発見に役立ちます。がんを早期発見できれば、完治できる可能性の高い疾患といわれています。

早期発見するには、大腸内視鏡検査を受診していただくことが重要です。経験豊富な専門医師が多数在籍していますので、大腸がんに不安を感じている人はぜひ当院へご相談ください。

電話では9〜17時、WEBやLINEでは24時間365日対応していますので、ぜひご予約の上、お越しください。

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