「内視鏡検査は上手い病院で受けたい」
「なるべく苦痛が少なく検査を終えたい」
上記のようなことを考えたことはありませんか?
内視鏡検査は、設備や医師のスキルよっては苦痛を感じる場合があるといわれています。一方で、熟練したスキルを持つ医師が揃っており、なおかつ設備が整った医療機関で検査を行うことで、患者様のご負担を最小限にすることができます。
そこで今回は、内視鏡検査が上手い病院を探すポイントを解説します。最後まで読んでいただくと、検査を受けたことがない方や、検査で辛い思いをされた方が、安心して内視鏡検査を受けることができるようになります。
患者様の苦痛を最小限にした内視鏡検査をお探しなら、東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックへお越しください。当院では、月間の検査実績は1,000件以上と、内視鏡検査に特化したクリニックです。また、Googleのクチコミ評価も200件以上いただいており、評価は4.5以上をキープしています。
さらに当院では、すべての医師が「消化器内視鏡専門医」の資格を保有しています。内視鏡検査のスペシャリストが検査を行うことで、より正確な診断を行うことが可能です。
目次
内視鏡検査とは?
内視鏡検査とは、消化管の内側を特殊なカメラで観察する検査のことを指します。先端に小型カメラがついた細長い医療機器を口や肛門から挿入し、消化管の粘膜をすみずみまで観察することで、病変の有無や程度を診断し、必要に応じて病変の治療を行います。
内視鏡検査には、主に胃カメラと大腸カメラがあります。
胃カメラ
胃カメラとは、口から専用のカメラを挿入し、胃、十二指腸までを観察する検査です。挿入から10分程度で検査は終了します。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
大腸カメラとは、肛門から専用のカメラを挿入し、大腸全体(場合によっては小腸末端)までを観察する検査です。胃カメラよりも長い距離を観察するため、検査にはおよそ10〜20分程度を要します。
詳しくは「内視鏡検査とは」の記事で解説しています。
内視鏡検査が上手い病院を見分けるためのポイント
内視鏡検査を受ける前に、医療機関の良し悪しを見分けるのは難しいですね。ですが、上手い医療機関を見分けるポイントが3つあるので、順番に解説していきます。
痛みが少ないか
内視鏡検査中に、痛みや吐き気などの苦痛が少なく終われるのは「上手い病院」といえます。なぜなら、検査中の苦痛は医師の腕や設備の良し悪しが影響するからです。
例えば、胃カメラでは喉を超えるときに嘔吐反射(”おえっ”とすること)が出やすいのですが、熟練した医師が検査を行うことで嘔吐反射を軽減することができます。
また、大腸カメラも検査中に多少の腹痛が生じる場合があります。これは、大腸の曲がり角などを大腸カメラが超える際に起きやすく、腹痛の感じ方には個人差があります。この腹痛も、医師のスキルや設備環境によって軽減することができます。
当院では、すべての医師が「消化器内視鏡専門医」の資格を保有しています。消化器内視鏡専門医は、一定の経験を積んで試験に合格することで得られる資格です。したがって、この資格を持っている医師は内視鏡のスペシャリストとして、より質の高い検査を行うことができるといえます。
鎮静剤を使用しているか
鎮静剤を使用する病院では、苦痛が少なく検査を受けることが可能です。どんなに医師のスキルが高く、最新設備が整った病院だとしても、内視鏡検査で苦痛が生じるリスクはあります。ですが、鎮静剤を使用することでウトウトしながら検査を受けることができるため、苦痛を軽減することができます。
最新機器が完備されているか
最新機器が完備されている施設は、上手い病院のポイントのひとつといえます。例えば、内視鏡の先端に搭載されているカメラは、年々画質が向上したものが開発されており、より小さな病変も見つけやすくなっています。また、より苦痛が少なく検査を受けることができるように、内視鏡の材質や硬度も改良されているため、最新機器が完備された病院は質の高い内視鏡検査を提供できるといえます。
当院では、最新内視鏡システムである『EVIS X1』を導入しています。これは、ハレーションを起こさずに消化管の暗部を明るくしたり、組織の違いをより明確に表示するといった機能を搭載しており、わずかな病変でも発見することが可能なシステムです。
検査実績数
現在では、様々な施設で内視鏡検査を行っています。ですが件数は様々で、診察の一部として1日数件だけ検査を行うクリニックもあります。一方で、内視鏡専門の病院として、大人数の患者様を受け入れるスタッフ数や設備が整った施設もあります。
当クリニックは後者の内視鏡専門クリニックに当たる施設で、月間の検査実績は1,000件を超えています。検査件数が多い施設は、スタッフ数や施設が整った病院といえます。
内視鏡検査で発見できる病気
がんの早期発見
食道がん
飲酒・喫煙・暴食などによって、食道が長期的に炎症を起こすことで発症します。また近年の日本では、食生活の欧米化による胃酸の逆流(逆流性食道炎)が続くことで、食道がんを発症するケースが増えてきました。
初期の食道がんは無症状の場合もありますが、進行すると以下の症状が出現します。
- 食欲低下
- 咳、声のかすれ
- 胸がしみるような感覚
- 食べ物が胸でつかえる感覚
- 胸痛・背部痛(背中の痛み)
食道がん進行の程度により、入院して内視鏡で切除できる場合と、手術が必要な場合があります。
胃がん
胃がんは、進行しても無症状の場合もあり、たまたま受けた胃カメラ検査で見つかるケースもあります。胃がんが進行して、胃の壁まで達すると、近くの臓器の大腸・肝臓・膵臓・横隔膜などに直接浸潤や転移をしてしまいます。また、がん細胞が胃の壁を超えてしまうと、お腹の中に癌細胞がちらばる「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」の状態に陥ってしまいます。
胃がんの代表的な症状は以下の通りです。
- 胸やけ
- 吐き気
- 食欲低下
- 胃の不快感・痛み
- 貧血・黒色
症状が出たときにはかなり進行している場合があるため、早めに受診することが大切です。また、定期的な胃カメラを受診することで胃がんの予防につながります。
大腸がん
大腸がんも、初期では無症状のケースも多くみられます。発生機序としては、大腸ポリープががん化するパターンや、持病(潰瘍性大腸炎など)によって長期に大腸の炎症が続くことでがん化する場合などがあります。
大腸がんの症状はこちらです。
- 血便
- 便秘
- 下痢
- 食欲低下
- 便が細くなる
初期の大腸がんなら、内視鏡で切除できる場合もありますが、初期の大腸がんは無症状で気づきづらいため、定期的に大腸内視鏡検査を受けることで大腸がんの予防に繋がります。
食道の病気
逆流性食道炎
胃の内容物(主に胃酸)が食道に上がってくることで、食道が炎症を起こしている状態のことをさします。誰でも胃酸が逆流することはありますが、それが長期的に起こることで食道が胃酸にさらされ、食道
炎を引き起こします。
逆流性食道炎の原因は、下部食道括約筋(食道と胃の境目の筋肉)が緩むことによって、本来は逆流しない胃酸が食道まで上がってしまうことだといわれています。下部食道括約筋が緩む原因としては、加齢による変化、胃の内圧の上昇(食べすぎ・早食いなど)、腹圧の上昇(肥満など)が挙げられます。
逆流性食道炎の治療は、主に内服治療(胃酸を抑える薬)と、生活習慣の改善(食べすぎ防止など)を行います。
食道静脈瘤
食道静脈瘤は、食道の静脈が太く曲がりくねって、凹凸とコブ(瘤)ができた状態のことをいいます。主な原因は肝硬変で、肝臓が硬くなることで肝臓周囲の血液が多くなってしまいます。そのため、血液が食道に逆流し、瘤ができるとされています。
食道静脈瘤が形成されても基本的には無症状ですが、瘤が破裂して吐血や黒色便が認められることで、胃カメラを実施して診断されるケースが多い病気です。出血多量の場合には死に至るリスクもあるため、食道静脈瘤の破裂を疑うときは、速やかに胃カメラを行い、止血処置を実施することがなによりも重要です。
胃の病気
慢性胃炎
慢性胃炎とは、慢性的に胃に炎症がある状態のことを指します。主な原因は、ピロリ菌感染・ストレス・暴飲暴食・鎮痛剤の長期使用などです。無症状の場合もあり、バリウム検査や胃カメラで指摘を受けるケースもみられます。
慢性胃炎の主な症状はこちらです。
- 胃もたれ
- 食欲低下
- 胃痛
治療は、慢性胃炎となった原因に基づいて行われます。ピロリ菌の場合は内服による除菌を行い、ストレス性胃炎の場合は胃粘膜保護剤を使用します。鎮痛剤の長期使用の場合は、できる限り内服を控えていただき、胃薬を処方します。
急性胃炎
急性胃炎とは、急性に発症する胃の炎症のことで、日常的にも起こりやすい病気です。原因や症状は、慢性胃炎とほぼ同様ですが、急激に発症することが特徴です。また、急性胃炎の特有の原因としては、アレルギーや薬物の誤飲、ウイルス・細菌の感染症などが挙げられます。
治療としては、慢性胃炎と同様で発症の原因を除去することに加えて、重症の場合は絶食を行い胃を休ませます。
胃ポリープ
胃ポリープとは、胃の粘膜表面がイボのように盛り上がった状態のことをいいます。胃ポリープは基本的に無症状で、バリウム検査や胃カメラを行うことで発見されます。
胃ポリープには良性(胃底腺ポリープ、過形成ポリープなど)と悪性(胃がん)があり、胃カメラ時に生検(組織の一部を採取すること)を行うことで診断されます。
胃ポリープは基本的に無症状ですが、慢性胃炎と合併するケースがあり、その場合は慢性胃炎の症状がみられます。
治療としては、良性で小さいポリープの場合は定期的に胃カメラを受けることで経過観察を行います。一方で、一定以上の大きさでがん化リスクのあるポリープや、悪性(胃がん)の場合は、内視鏡的に切除を行います。
ピロリ菌
ピロリ菌の正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ」です。胃に感染することで慢性胃炎を起こす菌で、長期に渡って胃炎の状態が続くと、炎症部分ががん化するといわれています。
ピロリ菌の有無は、尿素呼気試験や血液検査、胃カメラ時の生検などにより診断されます。
ピロリ菌は慢性胃炎や胃がんの主要な原因といわれており、治療しない限りは胃の中に存在し続けます。治療法は内服による除菌ですが、除菌が成功しても慢性胃炎や胃がんのリスクがあるといわれています。よって、除菌後も定期的に胃カメラを受けることが重要です。
胃腺腫
胃線種とは、胃粘膜表面に生じる良性腫瘍のことで、やや白色調の平たい隆起性の病変です。ほぼ無症状で気づかないため、胃カメラで発見されるケースが一般的です。
胃線種の多くは良性ですが、一部にがん化しやすいものも含まれており、放置は危険な病気です。大きいものや形が特殊な胃線種は特にがん化しやすいとされているため、積極的に切除を行います。
大腸の病気
大腸ポリープ
大腸ポリープは、大腸の粘膜表面にできたイボのような病変のことをさします。大腸ポリープの種類は多岐に渡るのですが、その中でもがん化しやすいのは腫瘍性ポリープというものです。
どの種類の大腸ポリープもほぼ無症状のため、大腸カメラを受けるまでは患者様は気づきません。したがって、定期的に大腸カメラを受け、治療が必要なポリープは切除を行うことが、大腸がんの予防として重要とされています。
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群とは、外部の刺激に対して敏感な状態になり、便通異常を起こすものをいいます。検査では大腸に異常が見つからないにもかかわらず、下痢や便秘などの症状を起こしてる状態のことで、腸の内臓神経が何らかの原因で過敏になり、発症すると考えられています。
主な原因としては以下とされています。
- ストレス
- 暴飲暴食
- 不規則な生活
- 自律神経失調症
治療としては、原因と思われるものを改善することで症状の緩和を目指します。自律神経失調症の場合は、心療内科での治療が必要なケースもあります。
虫垂炎
虫垂炎とは、何らかの原因で虫垂に炎症が起こっている状態です。「虫垂」とは、盲腸(大腸の一番奥)の末端に存在する臓器で、右下腹部にある小さく細長い形のものをさします。「盲腸になった」と表現される状態の正式名称が「虫垂炎」です。
虫垂炎の原因ははっきりとは分かっていませんが、虫垂に便などが詰まることで感染を起こすといわれています。
虫垂炎になると以下の症状が起こります。
- 右下腹部の痛み、突っ張った感じ
- 発熱
軽度の虫垂炎の場合は、絶食して点滴や抗菌薬の投与を行います。抗菌薬を使用しても効果がみられない場合、また状態が悪化する場合は手術が必要になります。
安心できる大腸内視鏡検査なら当院にご来院ください
今回は、内視鏡検査が上手い病院を探すポイントや、内視鏡で分かる病気について解説しました。
胃がん、大腸がんなど患者様の予後にかかわる病気でも、初期は無症状のケースもあるため、定期的な内視鏡検査は重要です。一方で、内視鏡検査は医師や設備によっては苦痛を感じる検査でもあるため、病院選びは慎重に行う必要があります。
東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックでは、経験を積んだ内視鏡専門医がすべての検査を担当いたします。また鎮静剤を使用するため、ウトウトしているうちに検査を終えることができます。さらに内視鏡機器はオリンパス社の『EVIS X1』を導入し、わずかな病変でも発見できるようなシステムを完備しています。
そして当院では、広く患者さまにお越しいただいているおかげで、検査件数は月間1,000件を超える医療機関となっております。
平日に加えて土日も検査可能なので、ご都合のよい日を選んでぜひ当院にお越しください。
予約はWEBから24時間承っております。
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東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>
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住所 東京都足立区千住3-74 第2白亜ビル1階
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施設紹介
秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック 千代田区院 >>
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住所 東京都千代田区神田佐久間町1-13 チョムチョム秋葉原ビル9階
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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※予約検査のみ
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