お腹がもやもやして気持ち悪いときの原因は?症状や病気を詳しく解説

お腹がもやもやして気持ち悪い、違和感や不快感があるということはありませんか?

食べ過ぎや飲み過ぎなどで一時的に現れ、その日か翌日までに解消されるようならほとんど心配はいりませんが、症状が続く場合には病気が原因となっている可能性があります。

お腹に違和感がある場合には多くの原因があり、中には深刻なものもあります。消化器系の病気が一般的ですが、別の臓器が原因となっている可能性もあります。

原因として真っ先に考えつくのが胃や腸の病気です。しかしお腹には胃や腸だけではなく、色々な臓器があります。そのため、お腹がもやもやして気持ち悪い場合、胃や腸だけではなく他の臓器に異常が起きている可能性もあります。医療機関を受診し、疑わしい病気に合わせて適切な検査や治療を受けることが大切です。

この記事では、お腹がもやもやして気持ち悪い場合、どのような病気の可能性があるのかを中心に説明します。最後まで読むと症状に合わせた受けるべき検査がわかり、安心して医療機関を受診できます。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニックは、北千住駅から徒歩2分の距離にあり、内科の中でも胃と大腸の内視鏡検査に注力したクリニックです。経験豊富な内視鏡専門医による最新のシステムで検査を行うため、安心して検査にお越しください。

平日はお忙しい方にもご来院いただけるように、土曜日、日曜日も開院しており、WEBから24時間予約が可能です。消化器症状にお困りの方や、健康診断で異常を指摘された方は、ぜひ当院にご相談ください。

お腹がもやもや気持ち悪いときによくある症状

「なんだかお腹が張ったような感じがある」「なんとなくお腹が重い」

このような症状は多くの方が経験しているため、とりあえず様子をみようと放置してしまい、医療機関への受診を先延ばしにしてしまう方も多いのではないでしょうか。

確かにお腹がもやもや気持ち悪い時は、一時的な暴飲暴食や食生活の乱れ、ストレスによって引き起こることが多いです。しかし、中には大きな疾患のサインとして起きている可能性があります。以下のような症状が続く場合には、病気を原因としている可能性があります。

  • なんとなく胃が気持ち悪い
  • 違和感・不快感がある
  • むかつき、胸やけ
  • 横になったときに気持ち悪くなる
  • げっぷがよく出る
  • 胃が苦しい感じがする

お腹がもやもや気持ち悪いときの原因は?

お腹がもやもや気持ち悪いときのよくある原因としては、生活習慣に起因するものと、疾患によるものがあります。考えられる原因は主に以下のとおりです。

  • 食べ過ぎや飲み過ぎ
  • コーヒーやチョコレート、冷たいもの、熱いもの、香辛料など刺激物の過剰摂取
  • ストレス
  • 喫煙
  • 不規則な生活リズム
  • 睡眠不足
  • 薬の副作用
  • 消化器疾患(逆流性食道炎、急性胃炎、腸閉塞、腸炎など)

お腹がもやもや気持ち悪いときに考えられる病気

お腹がもやもや気持ち悪い時に考えられる病気はさまざまあり、どのような原因であっても症状の出始めには大きな差がないこともあります。病気を原因としている場合には適切な治療をしなければ徐々に悪化する可能性もあるため注意が必要です。

どのような病気が考えられるのか、以下に代表的なものを紹介します。

機能性ディスペプシア

胃カメラ検査などで特に病変が見つからないにもかかわらず、胃の不調がみられる病気です。胃の運動機能の低下、内臓の知覚過敏、ストレスなどを原因とします。

主な症状は、胃の気持ち悪さ、げっぷ、胸やけ、横になったときの腹部の苦しさなどがみられます。

感染性胃腸炎

ウイルスや細菌などに感染して起こる胃腸炎です。代表的な病原体がノロウイルスです。

主な症状は、突然の吐き気や嘔吐が起こるほか、腹痛や下痢などの症状もみられます。

急性胃炎

過度なストレスによる自律神経の乱れや飲み過ぎ、薬の副作用などによって生じる、急性の胃炎です。

急に胃がキリキリと痛み出す特徴のほかにも、胸やけや胃の満腹感、吐き気や嘔吐、食欲不振などの症状がみられます。

逆流性食道炎

食道と胃の境目にある下部食道括約筋が弱まったり胃酸が過剰に分泌されたりすることで、胃酸が食道へ逆流してしまう疾患です。食生活の欧米化や肥満、ピロリ菌感染率の低下、腹圧が上昇する姿勢(猫背・前屈みの姿勢)も発症と関係があるとされています。

胃の気持ち悪さをはじめ、胸の痛み、げっぷ、呑酸(どんさん)、のどの痛み・違和感、咳、食欲不振などの症状がみられます。逆流性食道炎による症状は、食後に引き起こされることが多いため注意が必要です。

イレウス(腸閉塞)

腹部の手術後に起こる癒着や、ヘルニア、腫瘍、腸管の麻痺によって、腸管の内容物がうまく肛門側へ流れなくなる疾患です。原因として、お腹の手術後に起こる腸の癒着やクローン病による腸の狭窄などが挙げられます。

症状としては、胃の気持ち悪さをはじめ腹部の張り感や腹部、便秘、吐き気・嘔吐などが挙げられます。ときに命にかかわるような重篤な状態に陥ることもあります。

虫垂炎

虫垂とは、右下腹部にある細長い臓器で、盲腸からぶら下がっている腸の一部です。虫垂炎とは、虫垂が便の塊や腫瘍・異物などで閉塞してしまうことで炎症を起こしてしまう病気です。一般的には「盲腸」と呼ばれているものです。

症状としては、初めはみぞおちの痛みや吐き気・嘔吐などがみられます。その後、痛みが右下腹部へと移動するという特徴を持っています。

くも膜下出血

脳動脈瘤の破裂、外傷などによって生じる、くも膜下腔の出血です。くも膜下出血の最も多い原因は、脳内の主要血管の分岐部などに発生したこぶ(脳動脈瘤)が、裂けて出血することです。くも膜下出血の約85%が破裂脳動脈瘤が原因とされています。

バッドで突然殴られたような強烈な頭痛がもっとも特徴的な症状です。加えて、胃の気持ち悪さ、吐き気・嘔吐などがみられます。脳内出血を起こすと、手足の麻痺、呂律が回らないなどの症状もきたします。

良性発作性頭位めまい症

内耳に存在する耳石が剥がれ、半規管に侵入して動くことで起こるめまいです。更年期以上の女性に多くみられます。

主な症状は、目が回る、フワフワするなどのめまいで、吐き気を伴うこともあります。めまいが生じやすいのは、顔を上げたとき、寝返りをうったとき、身体を起こしたときなど、特定の頭の位置によってグルグルと目が回るようなめまいが誘発される点が特徴です。めまいに加えて、胃の気持ち悪さ、吐き気などの症状がみられます。

心筋梗塞

心筋(心臓を構成する筋肉)に血液を送る冠動脈が閉塞することによって、心筋に血液が流れなくなります。冠動脈が閉塞する部位によっては、広範囲な心筋の酸素不足が生じることで突然死に至るケースもあり、とても危険な病気です。

吐き気や胸の痛みに加えて、胃の気持ち悪さが生じることがあります。そのほか、冷や汗、左肩・左腕・顎・背中などへの痛みの波及、むくみ、意識消失などもみられます。

髄膜炎

髄膜(ずいまく)とは、頭蓋骨と脳の間に存在し、脳を包み込んで保護している膜です。この髄膜に細菌やウイルス、結核菌、真菌(カビ)などが感染し、炎症を起こした状態を髄膜炎といいます。

発熱、頭痛、倦怠感に加え、胃の気持ち悪さ、吐き気・嘔吐などの症状がみられます。炎症が脳まで達すると意識障害や痙攣が起こり、炎症が起きている脳の部位によって、言葉が出にくくなる、空間を把握する能力に障害がでるといった症状がみられることもあります。

 

ストレスでもお腹がもやもやすることはある?

ストレスは、直接的に胃の気持ち悪さを招いたり、疾患(急性胃炎、機能性ディスペプシア、胃潰瘍など)の原因の一つになることがあります。

完全なストレスフリーになるのはなかなか難しいことですので、一日の中でリラックスタイムをつくりリフレッシュしたり、休みの日にストレスを発散できる趣味やスポーツに没頭したりなど、ストレスとうまく付き合うことを大切にしましょう。

 

お腹がもやもやする際に食べてはいけないもの

お腹がもやもやして胃の調子が悪いときは、とにかくまず胃を休めましょう。食事を摂るときには、食物繊維や脂肪が少ない食品を選ぶことが大切です。また、料理方法は薄味で、できれば茹でる・煮る・蒸す方法で調理するようにしましょう。

避けるべき食べ物・飲み物には以下のようなものがあります。

  • 海藻類
  • きのこ類
  • こんにゃく
  • 鶏皮
  • 脂身の多い肉類
  • 揚げ物や脂っこいもの
  • 柑橘類
  • 酢の物
  • 漬け物
  • 香辛料、スパイス
  • コーヒーや紅茶などのカフェイン飲料
  • アルコール飲料
  • 炭酸
  • 冷たいものや熱いもの

普段は身体にいい食品といわれているものも、胃が弱っているときは避けるようにしましょう。

 

お腹のもやもやを感じる場合は早めの検査を

消化管の働きは自律神経によってコントロールされていて、自分自身の医師とは関係なく機能しています。

そして、自律神経に影響を及ぼすのがストレスです。ストレスによって自律神経が影響を受け、コントロール機能が乱れると、消化管の働きにも異常をきたします。

過度の緊張やストレスは便秘をまねき、お腹の不調につながることがあります。腸内の悪玉菌はストレスや便秘によって増えやすいため、腸内環境を整えるにはストレスの対処が重要です。

お腹の痛みは比較的よくある症状のために我慢してしまう人が多いです。自然と治る場合も多いですが、原因によってはそのままにしておくと生命の危険を脅かす可能性もあるためなるべく早く医療機関を受診しましょう。

お腹のもやもやを感じる場合には、ターミナル駅の北千住駅から徒歩2分の東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院にお越しください。当院を受診することで、お腹のもやもやや違和感の原因を突き止めることが可能です。

当院では胃・大腸内視鏡検査の24時間WEB予約が可能なほか、胃内視鏡検査は最短で当日、大腸内視鏡検査は翌日から受診することができます。また、胃・大腸内視鏡検査を同日中に受けることも可能です。土日の診療・検査も行っておりますのでご安心してお越しください。

 

まとめ

お腹がもやもやして気持ち悪い、違和感や不快感があるとき考えられる病気の種類、原因について紹介しました。腹痛にもさまざまあり、痛む場所の近くの臓器が原因となっている場合や、痛む場所と原因となる臓器が離れている場合もあります。

状態によっては緊急を要する場合があり、ただの腹痛だと思っていたら実は生命の危険を脅かす危険がある病気のサインであることもあります。適切な時期に適切な治療を受ける機会を逃してしまうことのないよう、自己判断はせずに専門医にしっかり相談することをおすすめします。

お腹のもやもやが気持ち悪いとお悩みの場合は、北千住駅から徒歩2分の東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院にお越しください。経験豊富な内視鏡医師が診療・検査を行うため、安心してご相談ください。

また、当院では内視鏡治療後(ポリープ切除後)の合併症に対して、関連病院で24時間365日対応してますので、安心して検査を受けていただけます。

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック足立区院では、外来診療の予約をWEBで24時間受け付けております。院内での待ち時間削減にもつながりますので、ぜひご予約の上、お越しください。

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