【低FODMAP食】茄子の肉巻き

過敏性腸症候群（IBS）の治療法のひとつに、「高フォドマップ食」を避けて、「低フォドマップ食」を摂取するという食事療法があります。フォドマップとは、小腸で吸収されにくく大腸で発酵しやすい糖質の総称で、「Fermentable（発酵性）」「Oligosaccharides（オリゴ糖 ）」「Disaccharides（二糖類）」「Monosaccharides（単糖類）」「And」「Polyols（ポリオール）」といった単語の頭文字を合わせたものです。こうした4種類の発酵性の糖質を含む食品を控える食事療法を、「低FODMAP（フォドマップ）食」といいます。

今回おすすめの低FODMAP食としてご紹介するのは、豚肉で巻いた甘辛い味付けの茄子に、大葉が爽やかに香る「茄子の肉巻き」。お肉と野菜をバランスよくとることができて、ご飯のおかずやおつまみ、冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめの一品です。

茄子に豚肉をしっかりと巻き付けて、豚肉がはがれないように、巻き終わりを下にして焼くことと、フライパンに蓋をして蒸し焼きにし、弱火で茄子にじっくりと火を通して、柔らかく仕上げるのがポイントです。

色々と制限の多い「低フォドマップ食」ですが、食材を厳選したり、工夫したりすれば、美味しく作ることができて、無理なく続けられるので、是非お試しください。

≪【低FODMAP食】茄子の肉巻き≫

【材料】　（2人分）

豚肉(しゃぶしゃぶ用)　8枚
大葉　6枚
茄子　2本
みりん　大さじ1
醤油　小さじ2
ごま油　　適量

【作り方】

１　大葉は細切りにし、茄子はヘタを除いて4等分に切り、豚肉を巻き付ける。

２　ごま油をひいたフライパンに、肉巻き茄子の巻き終わりを下にして入れ、弱火で全面を焼く。

３　醤油とみりんを加えて蓋をして、途中時々蓋を開けて転がしながら、６分程度蒸らしたら、蓋を外して調味料が全体に絡むように炒め、器に盛って大葉を散らす。

【ポイント】

茄子に豚肉をきつく巻きつけて、巻き終わりを下にして焼き始めるのと、蓋をして弱火で蒸らして、茄子にしっかりと火を通すのがポイントです。