
私たちの腸内には、約1000種類の腸内細菌がすみついていて、その数は100兆個にもなると言われています。腸内細菌は種類ごとに集団を作って形成されており、この集団を「腸内フローラ」と呼びます。「腸内フローラ」には大きく分けて、体に良い影響をもたらす善玉菌、悪い影響をもたらす悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌の、3つがあります。
善玉菌と悪玉菌の理想的なバランスは2:1とされていますが、食生活や生活習慣の乱れやストレス、加齢などにより、この腸内フローラのバランスが崩れると、悪玉菌が優位となって、便秘や肌荒れ、免疫力の低下、さらには病気の原因にもなります。
そこで今回は、腸内フローラを整える一品、「あおさのりとわかめのお味噌汁」をご紹介します。
水溶性食物繊維である、海藻類のあおさのりとわかめと昆布は、腸内で善玉菌の餌となって、善玉菌を増加させるだけでなく、善玉菌が分解するときにできる短鎖脂肪酸が、腸内を酸性に保ち、悪玉菌の増加を抑えて、腸内フローラを整えます。
また、発酵食品である味噌も、麹菌や植物性乳酸菌を含み、腸内で善玉菌を活性化させます。善玉菌が優位になると、腸内が酸性になり、悪玉菌が増殖しにくくなります。
腸内フローラを整えるのに良いとされる、水溶性食物繊維の海藻類と、発酵食品の味噌を、同時にとることができる一品で、あおさのりとわかめをお味噌汁に入れると、相乗効果でより一層美味しくなります。また、切り昆布を使って、出汁に使う昆布も無駄にすることなく頂けるので、是非お試しください。
腸内フローラを整える!あおさのりとわかめのお味噌汁
【材料】
(2人分)
わかめ 30g
あおさのり 3g
細ねぎ 2本
鰹節(小分けタイプ) 1袋(5g)
切り昆布 5g
味噌 適量
水 300ml
【作り方】
1 細ねぎは小口切りにし、わかめは食べやすい大きさに切り、切り昆布は1時間程度水につけておく。
2 小鍋に切り昆布を入れ、かつお節を入れた漉し網をセットしたら、水を注いで火にかけ、軽く沸騰させる。
3 火を止めて、味噌を漉し網で濾したら、あおさのりとわかめと細ねぎを入れたお椀に注ぐ。
【ポイント】
切り昆布は、あらかじめ水につけておくと柔らかくなりますが、時間がないときには、そのまま煮ても大丈夫です。
施設紹介
東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 >>
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