脂肪腫(lipoma)

脂肪腫

脂肪腫とは:粘膜下腫瘍の一種で、脂肪腫は平滑筋腫に次いで頻度が高く消化管の中では盲腸に多く認められます。形態は、茎を有する亜有茎性や有茎性で認められ粘膜は黄色調です。脂肪腫は非常に柔らかいため、生検鉗子で圧迫すると容易にへこみます(このことをcushion signといいます)。生検をすると、生検部位より脂肪組織があふれ出てくることがありこれをnaked fat signといいます。成長していくと腸重積などの症状を呈することがあるためサイズによっては切除などが考慮されます。

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