早期の大腸癌として側方発育型腫瘍の非顆粒型(LST-NG)は、扁平な腫瘍で見逃しやすい病変の一つです。またLST-NGは浸潤癌が多いためより早期での発見・治療が望ましいと考えられています。丁寧な観察をすることで見逃し病変を最小限にすることが可能です。適切な観察時間は病変の発見率につながると報告されており、当クリニックでは見逃し病変を少なくするため近位大腸で4分以上・遠位大腸で3分以上かけて腸管内の観察をするよう心がけています。
早期大腸癌・通常観察 早期大腸癌・インジゴカルミン散布像 早期大腸癌・NBI観察